メトリブダイアリー

お笑い、ラジオ、音楽(主に邦ロック系)などサブカルなことや日常のことを書き連ねる予定です。一人でも多くラジオを聴く人が増えるといいと思ってます。

#このラジオがヤバい 的なやつ〜深夜の穏やかラジオ ハライチのターン〜

2009年、当時23歳という若さで「M-1グランプリ」決勝に出場。ノリボケ漫才という新たなジャンルで注目を集めたコンビがハライチです。

そんな彼らは、TBSラジオで毎週木曜日深夜12時から1時間「ハライチのターン」という番組を担当しています。

個人的には「宗岡芳樹」というナインティナインのオールナイトニッポンやオードリーのオールナイトニッポンを務めた深夜ラジオ好きなら知らぬものはいないほどの人物がやんごとなき事情でディレクターを務めているという点も推せるポイントのひとつですね。

 

ハライチといえばツッコミの澤部の方が漫才でも目立ち、よくテレビに出ているという印象かもしれません。しかし、ボケの岩井も最近では腐りキャラとして深夜のバラエティーなどでよくみかけるようになりました。

元々漫才のネタは岩井がつくっているので、トークや切り返しも上手く、二人共人気になったのも必然だったのかもしれませんね。

 

そんなハライチのターンは二人のトークを中心に進行していきます。澤部も言っていましたがコーナーはすぐに終わってしまうので新規リスナーでも入りやすいとのこと(今週のネコちゃんニュースは例外。冒頭のツカミコーナーとして毎週あります)。

僕も過去のコーナーはひとつも覚えていません。。

それだけ二人のトークに力があるということでしょう。

 

番組では澤部のトークゾーン、岩井のトークゾーンがそれぞれ設けられていますが彼らのトークは抜群の安定感を誇ります。

毎週おもしろトークをつくらなければならない芸人のラジオは、時折トークがぐだぐだになることがあります。通称「クソ回」などと呼ばれており、これもラジオの醍醐味の一つと個人的には思っていますが、ハライチの二人にはそれがありません。

二人共仕事の話よりも日常のプライベートに近い話をすることが多いにも関わらず面白いんです。

例えば澤部の家族がインフルエンザに罹った話や後輩芸人が出ているTVを家族と観る話、岩井の同期の芸人とドライブをする話や昔の父親の話など。

本当に日常の話がほとんどです。僕の記憶では。

ちなみに澤部は子煩悩でよく家族の話をします。三人目の子どもが産まれた事をどのマスコミもニュースにしていないという事実に声を荒らげていました。

 

また、番組内で流れる曲も個人的にはツボ。岩井が選曲しているようなのですが、ロック、アニソン系が多く、思わず「お~」となってしまう曲が多いです。特に岩井が敬愛するスピッツの曲は頻繁に流れるので、音楽が好きという方も楽しめるラジオですよ。

 

ハライチの二人は幼稚園からの幼馴染で仲が良く、番組内でも言い争う場面はほどんどみられません(岩井がそういったプロレスっぽいことが嫌いなのかもしれませんが)。下ネタも少なく、常に落ち着いて進行していく放送は深夜12時ではなく、昼の12時のようです。

売れるのが早かったためか、まだ30代前半にもかかわらず、「安定感」「穏やか」という言葉が本当に良く似合います。

彼らのラジオは初めて聴く方も深夜ラジオのどぎつさに疲れた方も楽しんで聴ける時間ではないでしょうか。

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