メトリブダイアリー

お笑い、ラジオ、音楽(主に邦ロック系)などサブカルなことや日常のことを書き連ねる予定です。一人でも多くラジオを聴く人が増えるといいと思ってます。

#このラジオがヤバい 的なやつ〜取材とフェスと時々すいません ACTION 尾崎世界観 7月9日放送〜

とりあえずのすいませんについてテーマを掲げて話したこの日の尾崎世界観さん。

世「飲食店でお水貰うときとか人を呼び止めるときにもすいませんって言っちゃいますよね」

幸「英語で言うところのExcuse Meに当たる言葉がないんですかね」

世界観さんとしては本来、謝るべきときに使用する「すいません」が乱用されすぎていて、言葉として軽くなってしまっているのではないかと思っているようです。思い返してみれば、なんでもないときでも「あ~すいません」と無意識に近いレベルで言っていることもあります。しかも本来は「すみません」ですからこの言葉が実に軽視されているということが分かります。

リスナーからのメールには「いつもはすいませんを使用しているけど、本当に謝るときにはごめんなさい、申し訳ございませんを使用する」とありました。まあそれはそうですよね。本当に謝らなければいけないときにすいませんって言っている大人は少ないと思います。何にでも使われているすいませんが気になるという話なので、世界観さんが言いたいことはなるべくこの言葉を使う頻度を減らしていきたいっていうことなのかなって思ったのですがどうなんでしょう(このメールには同意してましたが)。

 

一つになれないなら、せめて二つだけでいよう

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このタイトルからも分かる通り、世界観さんは言葉を大事にしそうな反面、めんどくさそうな人です。。

 

この日はフリーライターの田崎健太さんをゲストに呼んで取材の極意を学んでいました。

かつては20代にして勝新太郎さんに密着取材をし、昼間から夜中まで飲み明かす日々を送っていた田崎さん。おかげで「勝さんより緊張する人はいなかった」と語り、その後のライター人生にも繋がるいい経験ができたといいます。

取材って緊張するんですよね。相手がどんなテンションなのか雰囲気はどんな感じか分からないし、自分の相手への理解度が足りているのかの不安や、この質問は聞いていいものなのかどうかなど心配事はつきません。

田崎さんは「自分をさらけ出すこと」「必ずしも褒めればいいというわけではないということ」「相手のことを理解した上で画一的な質問だけではなく、その場の話や雰囲気次第で質問を変えていく」といったことをすることで、自分だけが得ることのできる回答にたどり着けるのだといいます。

普段、取材を受けることが多い世界観さんも「インタビュアーの事前知識等によって答えたい内容は変わってくる」と言っていました。取材のスキルは経験でわかってくることも多いと思いますが、経験がない内はとにかく下調べですよね。あなたのことをこれだけ知っているということをみせて信頼を得ることが必要なのかなと思いました。

 

電通とFIFA サッカーに群がる男たち (光文社新書)

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この日、ゲストはもう一人。

世界観さんが所属するバンド「クリープハイプ」が番組主催でライブをすることになり、それに関連するゲストです。

津田昌太朗さんという人ですが、とても面白い経歴の持ち主でした。

以下引用----------

イギリスで開催される世界最大級の音楽フェス「グラストンベリーフェスティバル」に参加したことがきっかけでフェスに魅了され会社を退職、イギリスに移住。

現地で出会った仲間と、海外フェスを横断するプロジェクト 「Festival Junkie」を立ち上げ、世界中の音楽フェスを旅し、 100以上のフェスに参加。

現在は、日本最大級の音楽フェス情報サイト「Festival Life」の編集⻑を務め、年間3〜40以上の国内外のフェスに参戦するフェスジャーナリスト。

 

Festival Life

これ面白いぞ!!

 

津田さん曰くグラストンベリーから帰る飛行機の中で会社の辞表を書いた」そうです。それで今では上記のサイト「Festival Life」を運営しているというなんたる行動力。他にも書籍などを出版したりしているようですが、単純にこの仕事で食べていけるのかが気になりました。フェスに行くお金も必要でしょうし。。余計なお世話です。

津田さんがこの日語ってくれたのは、海外のフェスと日本のフェスの違いについて。

津「日本では演奏している時は皆アーティストの方を向いていますが、海外では後ろを向いて喋っていることも多いですね。なので日本のフェスに来たいと言う海外のバンドも多いんですよ」

津「海外ではグッズをほとんど並ばずに買うことができます。日本と違ってあまり固定のファッションもなく、Tシャツも記念に買えれば買って帰るかというくらいですね」

津「日本ではアーティストがご飯をプロデュースしたりしていますが、海外ではそれは一切ないですね」

などなど。割と興味深い話でした。

 

個人的に日本のフェスは何度か行っているのですが、国内だけでも特色がかなり異なるので海外ともなると、日本のフェス常識みたいなのが通じなくなるんだろうなと思います。海外のフェス動画とか観るとリフト(肩車みたいなやつ)しながらイギリス国旗振ってたりしますからね。

というか、ここ最近、フェスのチケットが売り切れる事態が続出していますが、どうなっているんでしょうかね。。

フェス自体の数も行く人口も増えているので、意外とこのフェスビジネスは儲かっているのかもしれません。。

 

THE WORLD FESTIVAL GUIDE 海外の音楽フェス完全ガイド

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この話からクリープハイプのワンマン公演に活かせるようなことがあったのかはわかりませんが見聞が広がるという意味では聴けてよかったなと思います。

そういえば「tricot」という日本のバンドがよくチェコとかハンガリーとかの謎の国のフェスに良く出ているんですよね。海外のバンドが日本のフェスに出演するというのは多いですが、逆パターンもぜひ多くなってほしいですね。日本人の洋楽離れも叫ばれて久しいですが、少しでも改善するきっかけになりそうです。

というか機会があれば普通に行きたい。