メトリブダイアリー

お笑い、ラジオ、音楽(主に邦ロック系)などサブカルなことや日常のことを書き連ねる予定です。一人でも多くラジオを聴く人が増えるといいと思ってます。

山里亮太の不毛な議論 〜30分以上に及ぶ結婚若林語り 11月27日放送〜

「いや~今日はもうこれしかないでしょ」と話して始まった今週の放送。はいはい。若林さん結婚の話をすると思わせてスカしいれるパターンですね。スカしの内容は壇密さんの結婚ですか?

と思っていたのですが、「若林よ」とヤりの天才山ちゃんとは思えない真正面から斬り込むドストレートなボールでした。若林さんも春日さんが結婚した次の放送では、「そういうの古いから」とスカすことなく、相方の結婚に触れていたことを思い出します。武道館後のオールナイトでは、犬を飼いたいなどという全力のスカしを披露していたのにも関わらずです。

 

今月始めのライブ「さよならたりないふたり」は、山ちゃんの結婚をきっかけに約5年ぶりに復活。

ライブの終わりには「たりないとはなんだ?」というような哲学めいた疑問が浮かんできましたが、その時には既に結婚を決めていたんですね。。若林さん恐ろしい男です。

今週の放送はその当時はなにも知らず、自身の結婚に浮かれていたピエロ山里があの時実はこうだったのかという答え合わせや、結婚の報せを聞いた時の心境などを話していました。

 

山里亮太の「たりない」英語

山里亮太の「たりない」英語

 

なにこれ。

 

山ちゃんが若林さんと直接電話をしたのは、MCを務めたラフターナイトの帰り。アルピー平子さんのミニコントを避けるために打ち上げには参加せず、有楽町の町を歩いていたときでした。

山「おう若ちゃんどうした。って聞いたらオレ結婚するわって。お!マジか!って言って相手誰って聞いたらさ、山ちゃんと同じパターンだからって言われたわけよ」

オードリーのラジオでも話していましたが、なぜか魔が差して山ちゃんには著名人と結婚することを匂わせていましたが、これをきっかけにWAONさんこと妻の蒼井優さんと若林の嫁予想合戦が始まったそうです。

山「WAONさんは元サヤ(南沢奈央さん)じゃない?って言ってて、オレは、水トちゃんかフジテレビの潜在能力テストやってるアナウンサー(宮司さん)かもしくは日向坂のメンバーかなって思ったの」

 

 

嫁予想合戦は若林さんのインスタグラムに投稿した写真にまで波及し、山里夫妻がプレゼントしたバスケットボールを持っている若林さんの瞳に映っている姿で判別しようとなりました。

山「2人で一生懸命ケータイ拡大してさ。そしたらWAONさんが言うわけ。待って。ちょっと白い。ミトちゃんじゃない?ライブこの前やってたじゃん!その時口外禁止だから言ってたから結婚のこといったんじゃない?白いもん!って」

こういう話を聴くとこの人も結婚したんだなってどうしても思ってしまいます。しかも女優と。幸せそうです。

 

 

こうしてまんまと騙されてしまった山ちゃんですが、同時に若林さんへの賛辞も忘れませんでした。

山「たりないふたりとかで、自分が結婚したことによる不安、結婚による決意を若ちゃんに話す時があって。オレは結婚したことによって弱い立場になるのを恐れてたんだけど、でもその時の若ちゃんが言いたかったことは、結婚しちゃったらオレたちは本当に変わっちゃうのかっていうことなのかなって」

山ちゃんも若林さんも“たりない”というコンプレックスと各方面への妬みを武器に戦ってきたふたりで、それが結婚して幸せになり、その武器が失われ、結果的にファンを悲しませてしまうことになってしまうのではないか。というような不安があったように思います。実際、たりないふたりのライブでも山ちゃんは語っていたし、若林さんも番組で先輩芸人に質問したりしていました。

 

 

ただ、たりないふたりのライブでも若林さんが「結婚だけがたりないのか」と言っていたように、結婚したからといって、何か変わることがあってもこのふたりの芸人としての面白さは変わらないと信じています。

蒼井優さんとの話を微笑ましくする山ちゃんが、その反面見せるドMで変態な姿とその天才的な言葉選び(さよならたりないふたり参照)なんて最高にフリが利いていて面白いです。

この家に帰れば蒼井優がいるというフリが今後良い武器になりそうですね。

 

若林さんの話は冒頭30分以上話していました。他のラジオでも芸人たちが満遍なく触れていましたが、こんなに時間を取ったのは彼だけでしょう。今回の件はめちゃくちゃ嬉しいと話していましたが、いちリスナーとしてもこんなに話してくれて嬉しかったです。

 

次にたりないふたりをやる時は若林さんが結婚した時だそうです。これについても山ちゃんは歓喜

山「何が嬉しいって次たりないふたりやる時はオレが結婚したときだなって若ちゃんが言ったその時には、もう一回漫才披露するってこと決めてんじゃん。こんな楽しい漫才やってる間にも次やる機会ふってくれてんじゃん。なにこのラブコールとか思ったのよ」

この言葉が本当ならば、またたりないふたりが始動することもそう遠くはないかもしれませんね。少なくともふたりともやる気です。

もしかしたら山ちゃんが“鮮やかなフライング告知返し”をした12月30日のたりないふたり地上波放送で発表があるかもしれません。期待はせずに待つとします。

 

 

こうして珍しく、嬉しい、おめでとうと素直な感情を吐露していましたが、最後には騙されたことへの恨みと張りめぐらせた伏線を見事に回収した手腕に憤るという山ちゃんらしさも見せていました。

なぜか春日さん夫妻も入れたバスケ勝負をしようと息巻いていましたが、自身の相方しずちゃんを「西のシャキールオニール」と例えたのは流石ですね。天才です。

 

それにしても同じ年に結婚を果たし、結婚をしたことによって同じ悩みを抱えてしまうというのが、ふたりらしくて最THE高です。一般的には幸せになるイメージが強い結婚で、こんなに真面目に悩んで苦しんでいる様子が、まさしくたりないふたりです。

既婚者となったふたりが生き様を見せ合い、下からマウンティングを取る姿をどこかの舞台で早くみれるように祈っています。