メトリブダイアリー

お笑い、ラジオ、音楽(主に邦ロック系)などサブカルなことや日常のことを書き連ねる予定です。一人でも多くラジオを聴く人が増えるといいと思ってます。

和牛のモーモーラジオ 〜M-1準決勝前夜の和牛の様子を結果を知ってから聴く切なラジオ 12月4日放送〜

12月4日。今一番面白い漫才師を決める大会M-1グランプリ2019年の決勝に進出する9組が発表されました。

 

個人的に応援しているニューヨークやミルクボーイ、各方面から大注目されているからし蓮根など決勝進出9組中7組が決勝に初めて進出するという波乱を呼んだ今大会。そんな中、最も大きな話題になったのはYahoo!のトップニュースにもなった“和牛の敗退”でしょう。M-1が復活した2015年(2011年から2014年まで番組は休止していた)から昨年まで毎年決勝に進出し、2016年からは3年連続準優勝と今最も優勝に近いコンビ(毎年言われてる)がまさかの準決勝で敗退。2010年までのM-1の顔が笑い飯なら復活後のM-1の顔は和牛と言っても過言ではありません。

 

別冊+act. Vol.30 (ワニムックシリーズ240)

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  • 出版社/メーカー: ワニブックス
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  • メディア: ムック
 

 

そんなお笑いファンだけでなく、世間に衝撃を与えた和牛の冠ラジオ「和牛のモーモーラジオ」が皮肉にも彼らの敗退が決まったその日の夜に文化放送からオンエアされてしまいました。

この番組は収録であり、準決勝の結果を知る前の二人が決勝進出者が決定した未来を見据えながら話しているという時系列です。

川「今頃、上半身裸のファイティングポーズで写真撮ってインタビューうけてってやってるんかな」

水「あれが朝方までかかるんよな」

と、昨年まで4年連続決勝進出中(うち一回は歯医者復活からの進出)の彼らならではのM-1決勝進出あるあるを話します。

川「エントリーしてる面子みたけどやっぱり若返ってるな」

水「若返ってる」

川「去年までいた先輩が居なくなって僕らが1番上やな」

水「ホンマ早く卒業せんと」

川「恩恵もろたしね」

水「お世話になりました」

「卒業しよう」「今年で有終の美を飾ろう」と語っていますが、今の結果を知っている身からすると、なんとも言えない切ない気持ちになります。

 

 

さらに切なさに拍車をかける和牛。

川「なんかもうそこまで肩に力入ってないしね」

水「今までで1番無欲かもしれない。もちろん頑張るけどね」

川「今までならM-1前にM-1のことなんて茶化したりして話すとかあんまなかったけど、例えば今はもうまぁ落ちてるかもしれませんけどとか言ってもいいと思ってるからね」

いや本当に落ちてるんですよ川西さん。。

 

切ない時のJ-POP

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準決勝の結果が出た後に放送されたこのラジオを聴いて彼らは笑っていられるのでしょうか。不憫でなりません。

こんなことになるのなら、いっそのこと生放送にすればよかったのではないかと思ってしまいます。朝方まで取材やらなんやらがあると話していましたし、スタッフの都合もあるので難しいのは承知ですが、例えばアルコ&ピースが同じ境遇だったら生放送をしていたのではないかと思うんです。

その方が受かっていても落ちていても盛り上がるし、みんな聴く。今回もこれはこれで面白いのですが、終始「悲しいな・・」という感想を抱いてしまったのが正直な感想です。

 

番組終盤では椎名林檎宮本浩次の「獣ゆく細道」が流され、「この世は無情~」という歌いだしも涙を誘います。

しかも音楽好きな水田さんが自ら選曲したっぽいというのもなんたる皮肉。やっぱりこんなことなら生放送にすれば・・と思ってしまいます。

 

獣ゆく細道

獣ゆく細道

 

 

聴きたい聴きたいと思っていながらもなかなか聴くことができず、恥ずかしながらこの回が初モーモーラジオでしたが、全体的に非常に聴きやすい番組だと感じました。

リスナーからのメールも読み、コーナーは水田さんが水に流せないことを話すというラジオっぽい企画かつ、神経質でめんどくさい性格を持つ彼らしいもの。川西さんも同じように日々感じる違和感を話し、水田さんも分かるわ~と共感し、日常でイラっとしたことを二人で話すという平和な回でした。

 

 

まあそうはいってもビギナーもビギナーなので何も分かっていないに等しく、偉そうなことは言えません。来週以降、できる限り・・聴いていきたいと思います。

 

今回のM-1は準決勝から映画館で今流行りのライブビューイング(今回はディレイでしたが)が行われ、東京にいなくとも、全国でその熱戦を観ることができました。

その結果、多くの人の準決勝の感想ツイートを垣間見ることができたのですが、和牛には「正直、そこまでウケていなかった」「他の組の方が面白かったから残念だけど納得」など厳しい声が書き込まれていました。中には「和牛の足を引っ張っているのは一部の和牛ファン」というものまで。かつて三四郎も同じようなことを言われていましたが、確かになと思ってしまうだけに残念です。

 

 

とにかく後はもう敗者復活戦に全てを懸けるしかないわけです。

敗者復活戦で上がってきて、一番脅威かつ盛り上がるコンビは和牛でしょう。負けたことが一番のニュースになるコンビが寒空の下から這い上がってくるなんて盛り上がらないわけがないですよ。

 

最後に、馬鹿よ貴方はのツッコミ新道さんがYou Tubeで和牛の敗退について語っている動画が興味深いので是非。実は和牛はM-1にはまっていないのではという視点が新鮮でした。

 


M-1グランプリ2019、和牛さんは何故決勝に上がれなかったのか

 

ちなみに馬鹿よ貴方はもM-1にエントリーしていますが、準々決勝で敗退しています。

 

和牛のモーモーラジオ | 文化放送 | 2019/12/04/水 | 26:00-26:30 http://radiko.jp/share/?t=20191205021025&sid=QRR