メトリブダイアリー

お笑い、ラジオ、音楽(主に邦ロック系)などサブカルなことや日常のことを書き連ねる予定です。一人でも多くラジオを聴く人が増えるといいと思ってます。

ミルクボーイのオールナイトニッポン 〜元クズM-1王者のベテランラジオ 1月6日放送〜

コーンフレークやないかい!で各テレビに引っ張りだこのM-1王者ミルクボーイが遂にオールナイトニッポンに登場したのが新年1月6日。M-1優勝直後に「オファーします!」と高らかに宣言していたイギリスのシャーロックホームズ記念館でセクハラしそうな映画監督の顔で写真を撮っていたディレクターの石井さん、有言実行です。

 

 

M-1の決勝で世の中に知れ渡った二人は、まずはどんな人となりなのか、どんな経歴なのかを簡単に紹介。

これは、M-1決勝前日にABCラジオで放送されていた「ミルクボーイのプロテインラジオ」という激ダサい名前のラジオでも話していたのですが、苦節12年と言われているが実は5年くらい何もしていなかった時期があると。いわゆる“クズ”の時期があると話していました(ちなみにこの日のメールテーマもクズ)。

物忘れが激しい母親を持つボケの駒場さんは「クズ当時は週6で淡路島に行って先輩とバーベキューをしていた」といい、

角刈りでダブルの抹茶色のスーツを着こなすツッコミの内海さんは「クズ時代は毎日パチンコや競馬などのギャンブルに明け暮れていた」と話します。

内海さんのエピソードは芸人あるあるかもしれませんが、駒場さんはトリッキーすぎますね。淡路島でバーベキューをし、筋トレ&プロテインでムキムキのカリカリで漫才をしていたようで、「そらウケへんわ」と二人で嘆いていました。

 

 

M-1特需で年末年始もテレビに出まくった二人。その一つにあの紅白歌合戦がありました。

三山ひろしさんという演歌歌手が歌っている後ろで100名以上のけん玉の名手が一回ずつけん玉を披露し、その連続回数でギネス記録に挑戦するというシュールな企画がこの日、催されていました。そんな中、角刈り内海さんの特技がけん玉というわけで、そのけん玉オールスターズの一人として参戦していたのです。

内「紅白はどうだった?」

駒「すごかったね。司会の内村さん、綾瀬はるかさん、嵐の桜井さんの横に駒場がおったからね」

内「ハハハハ。あれ映ってたん?」

駒「50秒くらいの4ショットがあったから」

内「それで終わった後もこれどうすんねやろと思って。失敗してしまったから今回」

駒「失敗した時のリハなんかやってないから。成功したら駆け寄ってっていうのはあったんですけど、失敗したらからこれどうすんのかな~って思ってしばらく桜井さんの横でマイクもって立ってたんですよ。そしたらスタッフが鬼の形相で次の曲が始まるから早くはけてください!!って(笑)」

内「ハハハハハハ」

駒「それで急いで上手に履けたんやけど誰もおらんくて。あれだけ大人がおったのに」

自分もこのけん玉のくだりはテレビで観ていたのですが、始まる前の駒場さんの明らかに困っている様子がシュールで面白かったです。内村さん、綾瀬さん、桜井さんというNHKが総力をかけて繰り出したエース司会陣の横に、世の中に出てきてまだ1週間程度の日焼けした男が不安そうに立っているという姿はギャップが利いていて最高でした。

 

 

その他にも紅白では「初めてミーシャさんって口にして口が驚いてたわ」と言っていたMISHAさんと出会ったり、本来月曜日のオールナイトニッポンを担当している菅田さんに「スーツカッコいいですね」と言われたりしたそう。M-1ドリームここに極まれりです。

 

後半では、彼らのネタにちなんで、リスナーから「オカンが思い出せないもの」を読み上げて内海さんが「それ○○やないかい!」と当てていくコーナーも実施していました。

後半になるにつれて徐々に回答が下ネタになっていく深夜ラジオクオリティでしたが、僕たちリスナーも思わず答えを考えて、その答えのくだらなさに思わず笑ってしまう良いコーナーだったと思います。

 

 

ミルクボーイは休んでいる期間が5年ほどあったとはいえ、10年以上のキャリアは伊達ではありません。地肩が強く、二人ともトーク面白いです。しかも、若手特有の「売れるぞ!」「オレたちの面白さを聴け!」「お前らついてこい!」という息巻いている感もなく、上手いこと肩の力が抜けていてオールナイトニッポン3年くらいやっているのではというような安定感でした。元落研だったというのはあるかもしれませんが。。

M-1後の会見などを観て、フリートーク大丈夫か?と生意気にも思っていた自分をぶん殴ってやりたいです。

テレビの平場は分かりませんがラジオはまた聴きたいと思いました。関東でレギュラーやってくれ!

 

 

クズと深夜ラジオは相性が良いと個人的には思っているので、オールナイトニッポンとはいわないまでも、文化放送の深夜あたりで二人のトークを毎週聴きたいものです。