メトリブダイアリー

お笑い、ラジオ、音楽(主に邦ロック系)などサブカルなことや日常のことを書き連ねる予定です。一人でも多くラジオを聴く人が増えるといいと思ってます。

action火曜日 〜世界観と激動ベーシスト対談 5月12日放送〜

火曜日のTBSラジオ「action」に、その日のパーソナリティ尾崎世界観さんの盟友、UNISON SQUARE GARDEN(長いので以下ユニゾン)の暴れ馬ベーシストこと田淵智也さんがゲスト出演しました。クリープハイプとユニゾンといえば、ロキノンキッズ大歓喜バンド。

3ピース編成のユニゾンは、帰国子女のイケメンギターボーカリストがいるのにも関わらず、隣で鬼の形相をしながら激しく動きまくっているベーシストがラジオに呼ばれるという事実は彼の半端じゃない実力と人気を物語っています。

そんな二人のバンドでの共通点は作詞作曲を担当していること。司令塔である二人が、ラジオの世界で相まみえることになりました。

 

 

番組序盤、母の日直後の放送ということで尾崎さん独特の視点で母の日について語り、そのまま、ユニゾン最初期の曲である「さよなら第九惑星」のクリープハイプバージョンが流れます。

 

 

昨年発売されたユニゾンのトリビュートアルバムにも収録されているこのバージョン。名だたるアーティストがユニゾンの過去のヒット曲やファン人気が高いあの名曲をカバーする中、インディーズ時代にしのぎを削っていた頃の小さいアルバムにしか収録されていない誰も知らないような曲をカバーしたクリープハイプはひねくれています。

 

 

番組開始から1時間が経過した頃、田淵さんの声が聴こえました。このご時世ですから、スタジオには来れず、リモートでの出演。尾崎さんと話すのは久々なようで、ブランクのせいなのか、リモート時差のせいなのか、元からそうなのか微妙に噛み合っていない会話からスタートしていました。

 

 

この日のテーマは二人が青春時代を過ごした90年代後半から2000年代前半までのおすすめの音楽。事前に用意していた数曲を交互に発表していました。

 

尾崎さん一曲目

GO!GO!7188 こいのうた」

この曲は、当時sweet love showerというイベントがまだ日比谷野音で行われた時に初めて聴いたよう。ゴーゴー懐かし~と思っているアラサーアラフォーは多いでしょう。

尾「音漏れでBUMP OF CHEICKENを聴きに行ったんだけど、その時に初めて聴いて。なんだこれはと衝撃を受けましたね」

田「初めて聴いた時のこと覚えてる曲ってあるよね」

尾「オレらそういうのないからな」

田「そんなことないですよ。クリープハイプのファンに一人ずつ聞いてみなさいよ!」

 

こいのうた

こいのうた

 

田淵さん一曲目

SURFACE なにしてんの」

曲名は存じ上げないですが、コロコロチキチキペッパーズキングオブコントの卓球のネタで流していた「さぁ」が有名ですかね。そんなことないですかね。彼らの世代には直撃だったようで、話も盛り上がっていました。

田淵さんはアルバム単位で次の作品を楽しみにしていたと話し、尾崎さんは曲の展開がユニゾンぽいと話していました。最後のサビが終わってもうちょっと足すようなところが。この前のbase ball  bearとの対談で、シンプルな構成がなんか怖いと話していたことを思い出します。

 

なにしてんの

なにしてんの

 

尾崎さん2曲目

cune リフレイン」

こちらも個人的には存じ上げなかったですが、尾崎さんがかなり影響を受けたアーティストのようです。

田淵さんは、この曲の歌謡曲的な要素とクリープの哀愁がリンクすると分析していました。マイナーキーでそこまで激しくないロックという印象がクリープハイプぽいみたいですね。尾崎さんも当時はこの曲を参考に切ない曲やりたかったと語っていました。

この辺からそんなにうるさくない乾いたギターロックが流行っていたような気もします。

 

リフレイン

リフレイン

 

田淵さん2曲目

「ゆず てっぺん」

田淵さんが夜中に起きたときに、ゆずのオールナイトニッポンRが聴こえてきたという話をして「オレも聴いてた~」という尾崎さんと二人で盛り上がっていました。ここでラジオとリンクさせてくるとは。

二人とも、「ゆずからコード進行を学んだ」「未だにゆずのコード進行で曲を作ってる」と話し、ゆずから受けた影響は少なくないようです。「なんか自分でも曲作れそうじゃんって思った」と感じたきっかけでもあるようですので、クリープハイプとユニゾンのファンは、ゆずの二人に毎日手を合わせながら寝ることをおすすめします。僕もそうします。

 

てっぺん

てっぺん

  • ゆず
  • J-Pop
  • ¥255

 

ここまで話したところで時間切れ。この話、もっと聴いていたかったです。この辺の時代に流行っていた青春パンクやメロコアがないのが意外でした。

世代も違って、知らない曲ばかりでしたが、彼らのバンドのルーツを少し知れた気がするのでこの日の放送は、クリープハイプ、ユニゾンのファンは必聴ですね。

 

 

田淵さんだけではなく、他のバンドマンとも同じような企画をやってほしいと願います。尾崎さんが色々アクションする姿も良いですが、やっぱり音楽のことについて話す尾崎さんをもっと聴きたいです。

そう思っているクリープファンは多いと思うので、毎週ではなくても月に一回くらいはこういう企画ください・・

 

ファンなら文字起こしとか読まずにこれを聴くべし!