メトリブダイアリー

お笑い、ラジオ、音楽(主に邦ロック系)などサブカルなことや日常のことを書き連ねる予定です。一人でも多くラジオを聴く人が増えるといいと思ってます。

アメトーーク!お疲れ様です 〜ニューヨークのニューラジオ 8月9日放送〜

8月6日木曜日。真夏の三連休を間近に控えたこの日のアメトーーク!にニューヨークの嶋佐さんが初登場しました。テーマは「夏フェス大好き芸人」。音楽好き、ライブ好きの嶋佐さんにピッタリのテーマでしたが、残念ながら話している姿はほとんど見られず。。序盤、蛍原さんに「初登場のニューヨーク嶋佐です!」と紹介された後、出演者の小藪さんから「初登場やからちゃんと結果残さんとな!」という愛のある弄りに対してただただ歯を食いしばっているだけの姿を見た時から怪しいなと思っていた人も多いと思います。この日のメンバーもハライチ澤部さんやサバンナ高橋さん、バイきんぐ小峠さんなどのバラエティお化け達が揃った錚々たるもので、もちろん嶋佐さんが最も若手で経験値も少ない。厳しい戦いでした。

 

夏フェスに行く奴はバカ!

夏フェスに行く奴はバカ!

 

 

そしてこの時のことは8月9日放送のYou Tube「ニューヨークのニューラジオ」で項垂れながら語っています。五反田のオシャレな居酒屋で酒をあおりながらトークをしていたので、どんどんとネガティブな方向になっていったような気がしてそれはそれで面白かったですが。アメトーーク!の反省点として嶋佐さんがしきりに言っていたのが「もっと周りに頼れば良かった」という発言でした。少ないながらも関係性のある方ばかりだったので、誰かの話に乗っかったり、自分の話が弱かったりしたら助けを求めても良かったのかもしれません。ニューラジオ内では、アメトーーク!の反省から派生して、ニューヨークは今後どうしたらよいか、これからバラエティで同じようなことがあったらどう対処したらよいかなど、酒を飲みながら現状にもがき苦しむ様子を放送していました。

 

 

テレビに出たての芸人さんあるあるかもしれませんが、アメトーーク!やゴットタンなどのゴリゴリのバラエティに出た後に落ち込んでいる姿をよく目にしたりラジオで耳にしたりします。オードリーの若林さんのエッセイ本ではないですが、この現象は社会人一年目の苦しみにも似ているような気がします。かくいう僕も新卒時代に、電話研修も営業研修も上手くいかず、毎日のように落ち込んでいました。メンタルを安定させるために、色んな自己啓発本を片っ端から読んでいたものです。嶋佐さん曰く、多少は関係性のある人たちとの絡みだったので、慣れていないわけではなかったからこそこんな結果になって情けない的なことを言っていましたが、アメトーーク!なんていう怪物番組に初出演するわけですから多少は仕方ない気もするんですけどね。しかもピンで。

 

 

最初からうまくいく人なんて一握りの天才で、また若林さんの言葉を借りてしまいますが、「人間は常に新しい環境の新人」なのですから、徐々に成長していけば良いと思っています。ただ、ここがサラリーマンと芸人の違いで、サラリーマンは次のチャンスは黙ってても来るものですが、芸人はそうもいきません。こうやって見ず知らずの人からやいやい言われたりもするので本当に大変な仕事です。今回の戒めとして嶋佐さんは「仮想通貨を100万円買った」と豪語していましたので、いつか仮想通貨芸人としての出演を期待しています。

 

 

この日のラジオでもめちゃめちゃ僻んでいたし悔しがってたし落ち込んでいましたが、ニューヨークはどうしても厳しい状況で逆境に立たされた時や上手くいっている人に文句言ったりするのが似合います。おもろいです。爆笑問題のシンパイ賞でも年下だけど売れている第7世代に噛みついていたときや、相席食堂で完全アウェーなはずの大阪で振り切ってロケをしていたときはめちゃくちゃ笑いました。反面、アメトーーク!みたいな自分の好きなものを延々語るみたいな番組は合わなかったのかなと。そう考えると、もしアメトーーク!でガンガンに笑い取って活躍しても、ナンカコレジャナイ感が湧き出てきたのかもしれません。

 

 

合わないものは無理して合わせる必要はないのです。変化や変容は大事ですけど、ニューヨークはいつまでも実力はあるのにちょっとダサくて、妬みと僻みと皮肉を前面に出したネタをやっていつまでも何かに文句を言っている人たちであってほしいですね。「結局はポップさときゃね(金)なんだよ」ってずっと吠えていてほしい。やさぐれた時の二人は本当に面白いので。