メトリブダイアリー

お笑い、ラジオ、音楽(主に邦ロック系)などサブカルなことや日常のことを書き連ねる予定です。一人でも多くラジオを聴く人が増えるといいと思ってます。

#このラジオがヤバい 的なやつ〜虚構で茶番な現実逃避ラジオ アルコ&ピース D.C.GARAGE〜

嘘と茶番で塗り固められた虚構ラジオと呼ばれているラジオ番組があります。

番組開始直後のリスナーからゴシップを募集するコーナーは、いかにも本当のように紹介しながらも全てが嘘なんです。

紹介する二人もそのメールに乗っかってしまうので、初めて聴いた人は本当にそんなニュースがあるのかと思ってしまうでしょう。僕もそうでした。

 

その後はフリートーク、コーナーを行うという至ってシンプルな作り。

その最中、悲しきコントゴーレムがミニコント(茶番)を仕掛け、もう一人の川崎のヤンキーはつっこんだり止めたりすることなく、「そうですよね。。いや、わかってたつもりなんですけど、、すいませんでした」などと全乗っかりするんです。

 

コントゴーレムさんのミニコント癖はほとんど病気。他のテレビやラジオに出演した時も、何かしらの役に入って周囲の人間を困らせます。

番組だけならまだしも楽屋でもミニコントを始めるようなので芸人はたまったものではないですよね。。

M-1の楽屋でも同様らしいのでいよいよ頭おかしいですね。

メンタル強いのかなんなのか。

この謎の行動をファンの間では"平子り"と呼んでいます。

 

ちなみに昨年のM-1では、キャリアも重ね、客前でネタもほとんどやってないことから出場を断念しようと思っていたらしいです。しかし、その年に行われたサッカーW杯でベテランながら最後までボールを追いかけるクロアチア代表マンジュキッチに触発され一念発起。

そして、3回戦(たしか)まで進んだところで事件が起きました

「彼女ができない」と王道なネタの掴みを川崎のヤンキーさんが始めたところ、コントゴーレムさんは「嘘つけよ。彼女できたらしいじゃない」と発言。

もちろん、そんなネタではありません。なんとか立て直そうとした川崎のヤンキーさんの力も及ばず、グダグダのままネタは終了。

結果は当然のように敗退です。

 

頭のネジが飛んでるとしか思えないですよね。

でもこの人ならやりかねないんです。

 

そんな彼らは4月30日、明けて5月1日の0時からこのレギュラー番組の生放送を行います。

つまり、TBSラジオの令和で最初の放送は彼らなのです

 

大丈夫か?という想いと、どんな放送をするのかという楽しみが交差しています。

 

彼らはかつて、オールナイトニッポン0を担当し、その後見事にオールナイトニッポンへ昇格。その後一年足らずで再び0に降格すると、さらに一年足らずで番組自体が終了したという非常に珍しい経験を持ちます。

最終回では、早朝5時にも関わらず、数百人のリスナーが集結し、彼らは伝説になりました。

 

その半年後、TBSラジオでレギュラーを獲得し、現在も続いています。

ラジオ業界での活躍から、彼らは「ラジオスター」と呼ばれ、多くのファンから支持を集めています。

そのカルト的人気は彼らのラジオを題材にした青春小説が書かれているほど。

 

明るい夜に出かけて (新潮文庫)

明るい夜に出かけて (新潮文庫)

 

最近、文庫化されたみたいなので読んでみましょう!

 

嘘、虚構、茶番と書くとマイナスのイメージを持つ人も多いかもしれません。

ただ、ラジオを聴くときくらいは現実から目を背けたい人もいるでしょう。

僕もそうです。

それがラジオの役割でもありますしね。

普通に生きてるだけでもしんどい世の中です。

嘘と茶番の世界ってありがたいんですよ。その世界に入れば現実逃避ができるから。

 

ラジオスター「アルコ&ピース」はいつまでも僕たちの現実逃避の象徴として存在してくれるでしょう。

 

そんな彼らが次の時代の始まりを告げてくれるまであと6時間を切りました(この記事を書いている時点で)。

 

聴かない手はありません。

 

 

アルコ&ピース D.C.GARAGEは毎週火曜日深夜12時からTBSラジオで放送中。