メトリブダイアリー

お笑い、ラジオ、音楽(主に邦ロック系)などサブカルなことや日常のことを書き連ねる予定です。一人でも多くラジオを聴く人が増えるといいと思ってます。

爆笑問題カーボーイ〜毒舌の後継者鬼越トマホーク 11月12日放送〜

フジテレビの27時間テレビといえば、めちゃイケメンバーがとことんまで面白いことをやっていて、ゲストもめちゃくちゃ豪華でお金かかってんな~と思いつつ毎年つい観てしまう夏の華やかな一大イベントでした。

近年では、規模の縮小と企画の弱さ、個人的な忙しさもあって、観ることはなくなり、先日も放送されていましたが、残念ながら「あ、やってたんだ」くらいの印象しか残っておりません。

そんな27時間テレビ爆笑問題の太田さんがゲストで出演したそうですね。「お笑い向上委員会」というさんまさんがMCで、現在も土曜の深夜にレギュラー放送されている番組で登場したようです。

基本的に芸人がわちゃわちゃしている番組で、無秩序のようで予定調和とお約束にまみれているというイメージが強く、一回観るくらいなら楽しいのですが毎週あの団体芸を観るのは正直飽きてしまいます。

これだったらミレニアムズを続けてほしかったと思ってしまいます。。

 

 

そのお笑い向上委員会に出演した太田さんはピエロの格好をしてすべりにすべっていたようです。CM中にも関根勤さんを始めとした芸人さんたちにマジのダメだしを食らい、先週のラジオでも反省する様子が伺えました。

それだけではなく、後輩芸人の鬼越トマホークの見せ場を潰すという暴挙も起こし、首を絞められ、殺されかけたといいます。

そして、その因縁の相手、鬼越トマホークが今週の爆笑問題カーボーイに出演。田中さんは「太田さんは今日殺されます」と笑いながら話していました。

 

もちろん、鬼越トマホークも本気で怒っているわけではありません。毒舌芸人の二人が憧れる芸人の中に、爆笑問題がいるのです。なので序盤は「太田さんにがっかりした」「あんな姿見たくなかった」「勝手に田中さんの好感度が上がった」という趣旨のがっかりトークをしていました。

が、徐々に二人の(主に坂井さん)毒舌エンジンがヒートアップし、さまざまな大御所に対するディスりを始めます。

坂「太田さんはすべったけど仕事をしていましたよ。本当に仕事をしていないのは関根さんと土田さん」

なかなかえぐいところを突いてきます。

 

 

鬼越トマホークの芸風は、強面の二人が些細なことで喧嘩をしだすところから始まります。そこで止めに入った関係ない第三者の悪口を坂井さんが言い放ち、フォロー悪口として相方の金ちゃんも追い討ちを食らわせるというものです。

昨日話していた坂井さんが番組で言おうとしていた悪口がこちら。

さんまさん

「この番組楽しんでるのお前だけ」

たけしさん

「最近何言ってるか分からない」

関根さん

「ワイプで抜かれているときの笑顔がわざとらしい」

今田さん

「お前は一生二番手だ」

蛍原さん

「お前は同情で使われているだけ」

これらを27時間テレビの本番中に言おうとしていたのだから、鬼越トマホークは本物です。

ただ、この様子を一番楽しんでいたのは実は田中さんでした。一番楽しんで、一番言わせようと焚きつけていました。

田「いやオレもたけしさんとか見てた世代だから。こういうの好きなんだよね」「鬼越トマホーク好きだからさ」「鬼越トマホークの毒舌が受け入れる世の中が正しいに決まってる」

 

それに対して太田さんは「お前ら大丈夫?」「絶対干されるよ」と至って現実的な目線で鬼越トマホークを心配していました。

有名な話ですが、実は常識人なのは太田さんの方で、田中さんはサイコパスと呼ばれています。

太「お前らホント一回ひどい目見るよ」

田「一回くらいいいんじゃない?」

大「まあ一回くらい良いのかもしれないけど・・」

 

第2回腐り芸人セラピー

第2回腐り芸人セラピー

 

 

鬼越トマホークは「今の若手は全然面白くない」と言います。昔のように「飲む・打つ・買う」はとっくに死語になっているし、もちろん体現している若手芸人もいません。芸人がめちゃくちゃする時代は終わりました。ただ、どうせ干されているような給料しかもらってないんだから、やりたいことやってパッと散りたいと二人は語ります。

 

その姿にかつて同じようなことをして、本当にテレビから干されてしまった当時の自分を重ねる太田さん。

そりゃあ心配するでしょう。

 

違和感 (扶桑社BOOKS)

違和感 (扶桑社BOOKS)

 

 

それにしても今週の放送は本当に笑いました。予定調和、お約束、タブーをぶっ壊すことはやはり面白いです。

思えばその原体験は爆笑問題でした。言ってはいけないことを言って、その場の空気を破壊する太田さんが小学生の頃から好きだったのです。

 

それが今では老害扱いなのは本当に悲しいですが、この日のラジオを聴いて、その役割、鬼越トマホークがやればいいじゃん!と思いました。

 

そのためにはM-1で決勝に進出して爪あとを残す・・ではなく、大物に噛み付いて、ネットニュースに取り上げられて注目を浴びるくらいがいいですね。

願わくば、干される前に30分でもいいので二人で喋れるラジオのレギュラーを作ってください。。。