メトリブダイアリー

お笑い、ラジオ、音楽(主に邦ロック系)などサブカルなことや日常のことを書き連ねる予定です。一人でも多くラジオを聴く人が増えるといいと思ってます。

#このラジオがヤバい 的なやつ〜千鳥を野球の球種に例えるとシュートかな 佐久間宣行のオールナイトニッポン0 6月12日放送〜

酔っ払っている(?)大悟さんと前のめりなノブさん。午前3時の佐久間宣行のオールナイトニッポンにやってきた千鳥の二人はかなり対照的な雰囲気でした。ノブさんは元々出演を希望していましたが大悟さんはこの時間は志村けんさんと飲んでいるので来てくれるか不安と佐久間さんが言っていたように、話しまくるノブさんとポイントポイントでしか話さない大悟さんという構図で番組が進んでいきました。

 

 

結構序盤からお笑いの話やTVの話などの居酒屋トークが進む三人。

先週のゲスト加地さんの番組である「アメトーーク!」や「ロンドンハーツ」で加地さんが、「◯◯じゃっておもしろいからもっと言っていきなよ」と言ってくれて、そこから今のキャラが広がったという話や、テレビ東京の「NEO決戦バラエティ キングちゃん」という番組で大悟さんが不倫相手と会っていたため、収録に遅刻して記者と一緒に現場に来たという伝説のエピソードも話していました。

佐「キングちゃんはやっぱり大悟さんの遅刻の話がありますから」

大「その話します?」

ノ「やっぱりキングちゃんといえばこれですから」

と言って話していましたがすごい面白い話ですよね。

大悟さんの遅刻の話はその他にもあり、ヒロミさんを待たせて、ズボンを履かずに現場に現われたり、とんねるずの石橋さんと初共演の際も飲んで遅刻したり。

ただ、ヒロミさんはズボンを履かずに現われた大悟さんをみて爆笑し、石橋さんは事前に酒好きという話が伝わっていたので両方とも事なきを得たと。ノブさん曰く「前世でだいぶ徳を積んでいる」らしいです。石橋さんはだいぶ丸くなっていたのも手伝っていたのもあり、「5年前だったら殺されてたからな」と言われたそうですが。

 

 

二人ともキャラが濃い。

当然ですがトークも面白い。

なんか見た目のいかつさもあって、強いな~と思わされてしまいました。千鳥風に言うとつええ。

抽象的ですが強いって言葉が似合う気がします。

その強い千鳥の二人はそれだけでなく、高校生からの友人ということもあり、仲も良いとのこと。

佐久間さん、加地さんの二人で行われている定例会に単独ライブの楽屋で加地さんが誘った千鳥の二人も参加することになったそうですが佐久間さんも加地さんも遅れていったので、最初は千鳥の二人で普通に飲んでいたらしいです。

大「しかも佐久間さんと加地さん来るから俺ら隣りあわせで座ってた」

ノ「周りの人もコンビでなんか重大な話あるんかって気を遣ってた」

と話していましたが、コンビ仲が良くなければできないでしょう。TVとかで観る仲が良いコンビのロケはやっぱり面白いし、千鳥のロケは間違いないですから。

ちなみにこの飲み会ではオードリー若林さんも呼ばれるものの、褒められるのは春日さんばかりで何で呼んだんだとキレていたらしいです。何年か前のオールナイトでそういえば話していましたね。

 

CM明け、リスナーからのメールを読む佐久間さん。

佐「これホントは読みたくなかったんだけどたくさん来てるから読みます」と平子さんと加地さんの加地メタルジャケットの話をします。最後には、「この件、千鳥さんの力でどうにかしてください」と。

千鳥の二人はも困っていたようですが、

ノ「平子さん好きやな」

大「好きよ」

ノ「千鳥は平子さん好き」

と実は好印象。ですが、

ノ「これを言わさすんが平子さんだめなんよ。本来はあんなんダメって言われるくらいじゃないとなのに平子さん好きって一回言わせるのが良くない」

と遠まわしなダメ出し。やはり、誰しも強い千鳥であってもが平子さんのプライドの高さは扱いづらいのか。。

結局、どこも引き取り手がつかなくなった平子さんを「テレビ千鳥でどうにかしてもらえますか」と懇願する佐久間さん。

それに対して「じゃあテレビ千鳥で平子と加地さんの仲直り回をするしかないな」と大悟さんも応えます。

大「対決させたら面白いやろ。幅跳びとか100m走とかで」

佐「加地さん50ですからね」

 

 

ノブさん流石だなって思ったのがその後の例え。

いつもはセンスある系のこと言ってずっと滑ってた平子さんがたまたまハネた時があったそう。

その時の例えとして「いつも決まらんシンカーがアウトローにバシって決まったんよ」

大「あれがあるから天才なんだよな。でもウケたあとのロケバスでまだできるって顔をして、その顔をオレとノブに見せてくるんですよ。満足げな顔してろ!」

僕はこのシンカーという例えに心打たれるくらい感動しました。

シンカーは野球の球種の一つなんですが、カーブとかフォークとかスライダーみたいにあまり投げる人いないんです。そういうマイナーで人と違うような部分がまさに平子さんだなと。で、その変化球がアウトローにバシッと決まる。という表現も美しい。野球例えって色んな芸人が使っていますが、平子さんのセンスをシンカーに例えるのは群抜きで上手いと思いました。流石ノブさん。つええ。

千鳥の二人は野球に例えるとなんだろう。ストレートほど真っ直ぐじゃないからまぁつええってことで内角抉るシュートかな。

 

 

ちなみに今はロサンゼルスにいる平子さん。やっぱり持ってない。。加地さん、佐久間さんとの直接対決はいつになるのか。

ここまできたらどこが舞台になっても見届けたいものです。

 

千鳥と佐久間さんの関係性について、「ピカル終わって、ヤバいぞ、東京ではダメなのかな」と思っていたとき「ゴッドタンだけは呼んでくれていた」とノブさんは話していました。さらに「ゴッドタンは若手の精神安定剤」とも。

ゴットタンは東京勢が多く出るイメージがあり、最近では彼らを観ることはなくなったのでこの三人がよく絡んでいる印象はなかったのですが、千鳥でさえも苦労しているときは佐久間さんに何とかしてもらっていたんですね。

やっぱりこのとんかつDJすごいんだな。。

すごくなさそうに見せて実はすごいのがすごいですよね。

この日の放送は流石実力者勢揃いでただ楽しいだけでした。

しつこいですがつええ。

千鳥とオードリーの番組が是非実現してほしいです。

 

 

 

#このラジオがヤバい 的なやつ〜RHYMESTER宇多丸襲来 creepy nutsのオールナイトニッポン0 6月11日放送〜

RHYMESTERというHIP HOPグループに関して、僕はあまりよく知りません。曲も“アフター6ジャンクションのやつ”とbase ball bearと一緒に作った「The Cut」くらいしか分かりません。

RHYMESTER宇多丸という人間についてもアトロクをやって映画に詳しいスキンヘッドのおじさんというくらいしか知識はありません

 

 


Base Ball Bear - The Cut -feat. RHYMESTER-

これカッコいいよな〜

 

ただ、なんとなくすごい人だというのは僕でも知っています。HIP HOPよりも邦ロックを聴いてきた人間からするとその程度の知識と認識なので彼がcreepy nutsオールナイトニッポン0にゲスト出演するというのを聞いても「お~宇多丸さんか。」くらいにしか思いませんでした。

しかし、先々週くらいにクリーピーの二人が宇多丸さんについて目の上のたんこぶと言いつつも、憧れや想いをアツく語っているのを聞くと普通は深夜3時に来ないような人じゃないかと失礼ながら思った記憶があります。

 

そんなビッグなゲスト宇多丸さんが遂に登場。

早速リスナーからは松永さんが目の上のたんこぶと言っているという話や密かにディスっているという話をばらされ(自分から読んでいましたが)、詰められる構図に。

松永さんは「プロの仕事として・・」とあくまでもプロレスであることを強調。なかでもラッパーのことをポエム集団と揶揄していましたが三四郎相田さんのチェケラッチョ集団とレベルは同じですね。

 

 

そのほか、宇多丸さん4人いる説や賢者宇多丸さんに知らないことを投稿するなど彼のすごさについて話したりしていましたが、もっとHIP HOPの良い話やラジオのアツい話とかを聴きたかったのが正直なところ。

ジャンボ尾崎さんの襟足やジュンク堂の薀蓄の話とかいいんですよ。ラッパーが本屋出すときは「調子堂?」にするっていう話は面白かったですが。

ちなみに宇多丸さん曰く、客に調子を伺うスタイルは宇多丸さんが最初だったらしいですね。

宇「他のアーティストで客の調子を伺う人いるのかって話で。だいたいおまえらいけんのかー!じゃないですか」

松「宇多さんは敬語ですからね」

宇「敬語ですよ。お前らじゃないですよ。あなた方っていいますから。あなた方調子はどうなんですか?って言いますから」

 

その他にも話自体は全体的にくだらない方向で終始します。映画の話も後半にちらっと出たくらい。でもまあ多分、「宇多丸さんに憧れてこの世界に」とか言っても照れちゃって適当にはぐらかしそうな感じではありましたけど。

 

終盤のエミネムあたりでようやくラッパーらしい話が出ました。

R「(リスナーからのメールを読んで)宇多丸さんに質問です。エミネムと曲を作るならどんな感じになりそうですか?」

松「すごいバカそうな質問」

宇「エミネムはすごい努力家なんですよ。多分一回歌詞を作った後に何本も柱を建ててるんだよね」

R「ライムの柱をたくさんつくっているから、あそこにあった韻がここにかかってるとかたくさんあって。しかもキャリア重ねるごとにバースながなってるんですよ」

宇「だからエミネムとは柱の数で勝負したいよね。しかも日本語でやりたい。日本語でやる技術は特殊な技術で英語は日本語とは違って歴史が長くあるけど日本語はそんなことなくて・・・」

と思わずアツくなってしまい、「これいいな~。R-指定も良い。松永はほんとしょうがない。」

と最後には照れ隠し。

 

いやこういう話!これこれ!

 

後輩の前で恥ずかしいのかもしれませんが、これが聞きたかったのです。

もちろん、放送中ちょくちょくはHIP HOPの話していましたけど一番温度が高かったのはこの部分かと思います。

 

8マイル(字幕版)

8マイル(字幕版)

 

 

HIP HOPの良い話は聴けました。後はラジオの良い話。

松「そろそろお時間なんですがなにか告知は」

宇「TBSラジオで毎週月曜日から金曜日の夕方6時から9時までアフター6ジャンクションやってます」

と完全に他局の宣伝をしておきつつ、

宇「ただ、その時間帯、ニッポン放送も面白い番組やっていると思いますのでぜひタイムフリーで聴いてください」

とさすがTBSラジオ夕方の顔として、ラジオパーソナリティとして100点の大人回答。こんなこと言える人なかなかいないと思います。

どんな話にも対応できる知識と話の広げ方、時には茶化したり弄ったり、でも真面目に語ることもあって最後にはラジオに関わる者として普及を促す発言もするという気遣い。

これが本物のラジオパーソナリティか。。

クリーピーの二人は目の上のたんこぶとして早く消えてほしいと話し(宇多丸さんは若い目は潰すと話していた)ていましたが、あと50年はクリーピーの前を走っていそうです。見た目も今と全く変わらず。

 

深夜3時に来るような人じゃないって思ってたんですがこのフランクさなら来てもおかしくないと思っちゃいます。あとそれだけこの二人の若手を可愛がっているんでしょう。

だからこそ、次回共演するときはクリーピー宇多丸さんへの想いや宇多丸さんの昔の話、HIP HOPに関する話をもっと照れずに話してほしいですね。

 

 

#このラジオがヤバい 的なやつ〜山里亮太という男について オードリーのオールナイトニッポン 6月8日放送〜

「山ちゃんの結婚はブサイクでモテない俺たちに希望を与えた」

「山ちゃんはブサイクでもないし、ハイスペックな人なんだからお前と一緒にするな」

「山ちゃんのモテないキャラはウソだったのか」

「山ちゃんはどうみてもモテるだろ」

ネットに上がっていた声達です。

炎上とはいかないですが、結婚してもネットに少しのガソリンを投入する男が山里亮太です。

山里亮太という大芸人(おおげいにん)と蒼井優という大女優(おおじょゆう)の結婚は日本中のニュースとなり、ワイドショーや芸人のラジオなどで大々的に取り上げられました。

6月8日に放送されたオードリーのオールナイトニッポンもその中の一つ。

事前情報で山ちゃんが「一番あっさりしてたのは若林君ね。あいつ電話で報告したら代々木公園でバスケットをしててさ、オレ結婚するんだよねっていったら、あそう。じゃあオレ戻るからって。どんだけ大事なバスケの試合やってたんだよ」などと話していたので若林さんがどのようにラジオで語るのかが注目されていました。

 

フラガール

フラガール

 

 

オープニングトークでは次週のゲストくりぃむしちゅ~の上田さんと高校時代の何度も擦り倒した想い出話などをして「なんでこんなに時間たってるの!?」と自分でキレる始末。「同じ話してるからだよ」「早く山里さんの話しろよ」と春日さんにも促されていましたが、ようやく本腰を入れて話し出したのは番組も半分経過した頃。

 

若「やっと山ちゃんがホントはモテてたって話できるんだよね?営業妨害にならないんでしょ?」

春「ん?そうだったの?」

若「確かに10年前はモテなかった。でもフォースコリーで痩せたり毛先遊ばせたりして徐々にモテだしていったんだよ。10カ年計画で」

トークのギアを入れる若様。

山ちゃんは背も高く、手足も長い、頭もいいし、情にも厚い。西加奈子さんと同じ大学の同級生だったようで「目立つ存在だった」らしいです。

ただ、一軍ではなかったようですが。

そんな実はスペック高いのにモテないふりをしている「ヤッている」代表格の山ちゃんを“ハルウララのふりをしたディープインパクト”と例えます。春日さんも「飛んでるからね」と合いの手を入れていましたが、山ちゃんを一言で表すならこの言葉がピッタリでしょう。

 

さらに山里さんの自伝本「天才はあきらめた」の加筆文庫版に解説を書いた若林さん。加筆分に当然自身のことが書かれているかと思いきや「若林のわの字もなくて、こいつ頭おかしいのかと思ったわ」と話します。

その後出版された若林さんのエッセイ「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」では解説を頼まれなかった山里さん。そのことをラジオで悔しそうに話していたことについて、若林さんは「古いって言ったけどこれはヤッてるわ」と話します。

 

天才はあきらめた (朝日文庫)

天才はあきらめた (朝日文庫)

 

 

山里さんが若林さんに結婚の報告をした時の話では、「電話があって、でもオレ出れなくてさ、でも多分初めてなんだよ電話来るって。だからあ、結婚すんだって思ってさ。それで折り返して話したら明日会見するって言ってて。誰にも言わないでねって言うからさ、かなりビッグな人なんだなって思って。だから聞かないほうが良いって思ったんだよね」と語ります。

他の芸人も集まっている手前、若林さんなりの配慮だったということです。

もう少し驚けよ。

 

リリイ・シュシュのすべて

リリイ・シュシュのすべて

 

中学生役の蒼井優。衝撃作。

 

ちなみに山ちゃんがテレビやラジオで「若林君が代々木公園でバスケをしていた」と話したことが恐らくきっかけで、若林さんにサインを求めたり、バスケに混ざろうとしたりする人が現われたらしいです。

山ちゃんが場所を特定させた時点で嫌な予感はしましたが、やっぱりかという感じです。

ファンとの交流をガンガンしまくる山ちゃんと、一線を引きたいという意向の若林さん。

もし山ちゃんが不毛リスナーから同じ事をされてもラジオのネタにして、あげくにはバスケット大会とか開きそうです。そうやって逆にプライベートを公式のものにして好感度を上げようとしそうです。あくまで“しそう”の範囲ですが。

残念ながら若林さんはラジオでもリスナーからのメールをほとんど読まないので、それをしないし普通に嫌悪感を抱いていそうです。

 

その他にも山ちゃんが芸人として、人としてどれだけ優れているのかをアツく語る若林さん。

褒めているようでいじっている。いじっているようにもみえて、愛情も感じられるという山ちゃんの凄さと弱さを近くで見てきた天邪鬼な彼にしかできない芸当だと思いました。

それに加えて、当の山ちゃんも放送開始から聴いていたようでTwitterでそのことを呟いており、若林さんからの愛あるいじりに「やめてくれ」などとコミュニケーションを取るツイートをするといういつかのツイッターってラジオだ!」を思い出させるような高度なコンビプレイも見せてくれました。

山ちゃんが「やめてくれ」「タップしてるんですが」などのツイートをしても若林さんが「ハッシュタグついてないから」と山ちゃんがレギュラーを持つラジオ局のライバル局のハッシュタグをつけるよう暗に要求。

すると山ちゃんは「#annkw  #elekata #fumou954」と自身の番組と同時刻にTBSで放送されているエレ片のコント太郎ハッシュタグを記載し、ツイート。せめてもの抵抗で、その次は「#annkw #elekata」の二つでツイート。すると若林さんは「これ最後は一個にするっている三段落ちみえるからもういいです」と打つ手を塞ぎます。最後は「まだまだ続きます。#新SHOCK感」とこちらも同時刻にTVで放送されている自身のレギュラー番組のハッシュタグで呟きます。

「天才だな~。メジャーリーガーだな~」と山ちゃんの落とし方に感嘆する若林さん。

リスナーは二人のレベルの高いやりとりに感嘆していました。

 

 

若林さんは自分のことを天才山里亮太の噛ませ犬として最適なんだと話していましたが、このやりとりを聞くと、バチバチにやり合っているし、山ちゃんが本当にライバル視してもおかしくはないのかなと。

というか二人とも天才とは思えないんですよね。二人とも天才というには努力や苦悩の跡が見えすぎです。本当の天才ってもっと持って生まれたセンスと感性でガンガン売れていく人のイメージなので(個人の見解ですが)。

その点この二人はなかなか思うように売れなかったり、周りの芸人が脚光を浴びて悔しい思いをしたり、自身の性格と社会に対して折り合いをつけられなかったり、相方ばかりが活躍する現状に嫉妬したりして。そういったマイナスの状況からいかにプラスに変えていくかを考えて考えて努力した二人だと思うのです。

多分そんな人間ぽいところが2軍以下の多いラジオリスナーに響いているんではないですかね。1軍は悔しさや劣等感なんか感じないじゃないですか。

だから山ちゃんは個人としてのスペックは高いのに1軍感がないのではないでしょうか。

 

そんな負の感情を抱え、「天才はあきらめた」でそのクズさを世間に知らしめた山ちゃんは、こんな自分についてきてくれるファンを非常に大事にしています。

たとえ女性が寄ってきても“モテない山ちゃん”を好きでいてくれるファンのために簡単にはなびきません。ライブでもラーメン屋で食べ終わっているのに喋っているカップルに怒りを感じているというネタで笑わせたりしています。

そういったモテない側の人間に立つことで人気を獲得してきた面もあるんですよね。

ただ、不毛な議論で号泣しながら語っていましたが、山ちゃん自身も結婚することでファンを裏切ってしまうことになるのではと思っていたといいます。

実際にファンからはそんなことはないですと言われたそうですが、正直に言って、裏切ってはないですがもうモテないキャラは難しい気がするんですよね。

 

でもあれか。山ちゃんをモテないとかブサイクとか言っているのって「ミヤネ屋」だけか。

珍しく、若林さんが特定の番組をセンスないってディスっていたのは驚きましたし、なんか心打たれるものもありました。

あれだけの武器を腰に抱えて、既にモテるモテないで勝負してないんですよね。

この結婚も一つの武器にしていくんだろうな。

山ちゃんがこの先どう闘っていくのか楽しみです。

 

そうは言っても春日さん同様、山ちゃんの株上がりすぎですが元はクズなんでね。あんまり持ち上げすぎないようにしてほしいですね。

 

 

バチボコ豪華なお笑いライブスラッシュパイル寄席6月6日〜ライブ編〜

激闘の末、スラッシュパイル寄席に足を踏み入れた僕は二階席のほぼ中央から舞台を観ることができました。

キャパ500のホールの草月ホールは程よい狭さで観やすい景色。機材席といわれていたので期待していなかったのですが予想以上に良い席でした。

 

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開演時刻を過ぎた頃、MCの東京03の3人が登場。

スラッシュパイルとは主催している会社の名前であり、東京03寄席ではなく、この日出演する芸人はスラッシュパイルが選んでいると、このライブの趣旨を話していました。

飯塚さんは「オレだったらインポッシブル呼ばないもん」と。

彼らだけ少し知名度がアレですからね。

 

そんな軽快なトークも終わり、トップバッター四千頭身が呼び込まれました。

3人組の漫才師、四千頭身はまだ21,22歳程度の超若手芸人。

登場して挨拶もそこそこにばしくんこと石橋さんが楽天カードマンのCMのモノマネをします。しかしそれを無視して漫才を開始する後藤さんと都築さん。普段他の2人に比べ、著しく会話数が少ない石橋さんが目立つネタなのかなと思いました。

その後もさまざまなCMを会話に挟む石橋さん。これなんだろうと思った時、後藤さんが「youtubeの広告やめて」と静かにツッコミます。

なるほど。流石お笑い第7世代でユーチューバー芸人の彼らならではのネタです。

ネタ後の東京03とのトークでも

飯「オレらにはあんな発想できないもん」とこの年代ならではのネタに驚いていました。

ちなみにネタのオチで都築さんは豪快に噛み「あ、間違えた」と、普通に言っていましたがこれもライブならではのハプニング。その都築さんのフリで東京03THE ALFEEを聴けたので良かったですが。

 

 

続いてはニューヨーク。

ネタは先日の単独ライブでもみた合コンに来た変なやつのコントでした。ボケ嶋佐さん演じる「イトウ」の謎のドッキリを仕掛ける、オーバーなリアクション、話が噛み合わない、電子タバコを三つ持っているなどウザいキャラが特徴のネタです。

こういうやついるよな〜という気持ちで観ることができます。

ニューヨークを好きじゃない人に伝わるかなと少し心配でしたが、だいぶウケていたようで安心しました。

東京03とのトークではこのネタの作り方について。

飯「これ絶対モデルいるでしょ」

屋「いますね。オレらの知り合いで名前もそのままイトウっていう。お前のことネタにしたって言ったらマジッすか〜って(笑)」

嶋「ちなみに電子タバコも三つ持ってます」

だいぶ具体的なモデルがいたことに驚きました。ネタのイトウは首にコルセットをしていたのですが、ネタにしたのはほとんどそれだけで後はリアルと話していました。

こういう周りにいるウザい奴をネタに昇華するのが抜群に上手いニューヨーク。改めてまた単独に行きたいと思いました。

 

 


【公式】ニューヨーク コント「シェアハウス」

 

 

3組目はインポッシブル。

ダミ声とヒゲが濃い2人の男が女装してパワースポットに行くというコントでした。唯一初見のコンビでしたが爆発力とインパクトが半端ないコントを演じていました。

パワースポットに行くと分かりやすく筋肉がついたり、宙に浮いたり(台に乗るだけ)、動物の傷を癒したりする力を手に入れ、謎の自信がつき、好きな人に告白をするというネタでした。

動きも多く、パワー系のネタですが、何も考えずに笑えるんですよね。

ネタパレとかで観たい2人でした。

 

公式がないのでとりあえずネタ中に言ってたこれを。

 

続いては三四郎

この日の出演者の中では最も売れっ子と言っていい彼らのネタは、赤井英和さんが開頭手術をした時に思わず脳みそ触ってしまったという話から2人が自分の脳みそを触るとどうなるかやってみるというサイコパス漫才

ラジオではたまにクソ回と呼ばれる回もある彼らですが、そのノリで言うとこのネタはクソネタでしたね。

全然意味が分からない。

いかにも三四郎らしいネタで良かったと思います。

東京03とのトークでは相田さんがヤバいやつという話をして盛り上がっていました。

飯「廊下で相田とすれ違ったんだけど後ろみたら相田が何も言わずに着いてきていた」

小「相田が他の芸人と小宮以外とはコンビを組まないという話をしてたんですけど芸人ダメになったらどうするか聞いたら花火師になるって言ってて花火師!?聞いたことないってなりました」

などサイコ相田の話で盛り上がっていました。

まぁテレビではやりづらいネタなのでここでみれたのは貴重だなと思いますクソネタだとしても。

 

 


クソネタの次は安心安定のラバーガール

ハズレはありません。

友達二人でピザを頼むというだけの設定のネタなんですがなぜか面白い。

大水さんのすっとんきょうなボケと飛永さんのほとんど訂正に近いツッコミが普段の会話のようで本当に面白い。

あまりに会話が自然過ぎて普段過ぎてどんな話をしていたか覚えてないんですよね。

もう一回観たい。というか単独も行きたいしDVDも観たい。youtube公式チャンネルもあるのでそこにこのネタ載ってないかな。

 


ラバーガール・・・「ラジオ」/『ラバーガールベストネタライブツアー 爆笑オンステージ』より

なかったけどこれ面白い。

 

続いても安定のネタを提供してくれる和牛。

口裂け女に扮した川西さんが水田さんを驚かすというネタでしたが水田さんのキャラが強烈過ぎて終始笑っていました。

ビーチ・ボーイズ反町隆史さんと竹野内豊さんと稲森いずみさんになりきってボケというかふざけまくっているだけのバカバカしさが面白かったです。アンタッチャブルザキヤマさんみたいなふざけ具合でしたね。

何回もサングラスを外す反町さんとか、竹野内の野を外して稲森さんに野を足して稲野森にするという死ぬほどくだらないネタを永遠続けていました。

M-1では伏線回収したりする高い完成度のネタを披露している彼らですがこの日はそんなオシャレな展開はなし。

もうどうやっても優勝できないのならこんなネタで勝負しても良いのかもしれません。

あと、ライブ前に会場に入って行く芸人を何人か観たのですが和牛がタクシーで入る時のざわつきエグかったですね。

やっぱり人気あるんだなと。

川西さんとかシュッとしててカッコいいな〜って普通に思いましたから。

ネタもビジュアルも仕上がっていました。

 

 

そんな和牛の後は決してシュッとしているとは言えないさらば青春の光

見た目は泥臭くて本人曰く出待ちゼロの2人ですが、ネタの設定は本当に偏差値が高い。

この日のコントはまず、校長室らしい部屋に東ブクロさん演じる野球部員が入ってくるところから始まります。

森田さんは校長先生なのかおじさんの役。話しているうちに東ブクロさんをスカウトする人というのが分かりました。

ここまで2〜3分。特に笑いは起こりません。

しかし、森田さんが何者なのか分かったところでさらば初の笑いが起きました。

森「君にはうちに入ってNHKの受信料回収の仕事をしてもらいたい」

ん?どういうことだ??

つまり森田さんはNHKの受信料の回収業者の人で、東ブクロさん演じる甲子園のスターをスカウトしていたのです。

当然東ブクロさんは「僕は野球をやりたい」と話します。が、森田さんは

「例えば君があるお宅に行ってインターホンを鳴らす。するとそれを見た奥さんは急いで玄関に出てくるだろう。なんであなたがここに?甲子園みてたわよ〜と言うだろう。そこで君はこう言えばいい。それはなにを見てたんですか?NHKですよね!!」

は〜〜。お見事。お見事としか言いようがありませんでした。なんと気持ちいいロジック。

高校野球を観ていて思いついたのでしょうか?秀逸すぎます。

後の東京03とのトークで森田さんは「03さんと一緒のライブだったんで着眼点重視でいきました」と話していましたがこんなコントは彼らにしか作れないでしょう。

もちろん、ネタの設定だけではなく、ストーリー展開も素晴らしく、どうしても野球をしたい東ブクロさんに対してその牙城を崩そうとする森田さんのやりとりも終始見入ってしましました。

特に森田さんもかつて甲子園のスターだったのがプロに入ってダメになってしまい、甲子園の目の前でマジックミラー号に入ったAVに出たことがあるという語りは笑いました。飯塚さんも言ってましたが森田さんはこういう語りがとても上手い。ずっと聞いてられます。

さらばのネタは着眼点もそうですが時代を斬るというか風刺するというかものが多く、見ていてスカッとします。ゲスキャラと不倫キャラの二人なのに不思議です。

 

 


さらば青春の光 『楽屋挨拶』 / 単独公演『ノリ』より

 

 

そしてラスト前はシソンヌ。

シソンヌはネタにストイックなコンビというイメージを持っていましたがその通り、年間100本ものライブをこなしているよう。

最近では俳優としても何の違和感なく活躍している二人はこの日も抜群の演技力で会場を沸かしていました。

内容はじろうさんの妹の葬式に長谷川さん演じる従兄弟が来るところから始まります。このネタも開始からしばらく笑いはなく、葬式というネタもあり、少しシーンとした中で話は進みました。

そんな静寂の中、喪主の挨拶でじろうさんが前に出てきました。

すると突然、「え、本日は〜妹の〜」とおよそ葬式には相応しくない甲高い声を発します。

じろうさんは長谷川さんに止められますがその後も同じような声を発していました。長谷川さん曰く"気丈過ぎる"人のコントです。

その後も気丈過ぎるじろうさんですが不意に真剣に妹に対する想いを涙ながらに話すので少し感情移入してしまいます。

演技無駄に上手すぎです。。

流石の安定感。トリ前に相応しいコントでした。

 

 


「大学デビュー」 - シソンヌライブ [quatre]

 

そしてラストは東京03

角田さん演じる男性が豊本さん演じる女性を公園で待っているところからストーリーは始まります。

豊本さんは現れ、どうやら久々に再開したようで待ち合わせも来るか来ないか微妙なラインだったよう。しばらく二人のやりとりは続き、珍しく飯塚さんは出てこないまま話は動きます。

豊本さんを待っていた角田さんですが、実は豊本さんが来る直前に帰ろうとしていたのではないかと言われていました。

その問答もしばらく続いていた時、鍵をクルクル回しながら飯塚さんがようやく現れます。

どうやら飯塚さんは豊本さんが来なかった時のために角田さんが呼んでおいた保険だったよう。

その時は車で帰ろうとしていたのです。

それに気がついた豊本さんは怒って帰ろうとしますが角田さんはそれを止めます。飯塚さんも空気を読んで帰ろうとしますが、角田さんは「まだ分からないから」と止めに入ります。

03のコントはなかなかに複雑で細かいところを突くので説明が難しいですね。。

飯塚さんの激しいツッコミが見たかったですがこのネタはそれはなし。

ただ、やはり独自の着眼点を活かしたありそうなシチュエーションのネタで面白かったです。

こちらもトリとして抜群の安定感でした。

 

第20回東京03単独公演「不自然体」 [DVD]

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以上全てのネタが終わり、芸人達が再び登場してきました。

こういう時にみせるそれぞれの立ち振る舞いとか表情がなんか好きなんですよね。相田さんが右手を目の上に置いて会場を見渡しているのとか、端で虚ろな目をしている後藤さんとか後ろで大人しくしているラバーガールとか微妙な位置でたまに笑ってる屋敷さんとか。

本当にジャンケンに勝って良かったと心から思いました。負けた方には申し訳ないですがこれは仕方ない。

 

この日は豪華過ぎてお目当ての芸人いすぎてどのコンビが良かったとか一概に言えないくらいみんな面白かったです。本当に最高でした。幸せでした。

まぁ三四郎はクソネタでしたけど。。

 


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バチボコ豪華なお笑いライブスラッシュパイル寄席6月6日〜ジャンケン大会編〜

*あまりに劇的な勝ち方をしたジャンケンだったため、その話でこの回は終わってしまいました。ライブの話は次回書きます。

 

草月ホールで行われた「スラッシュパイル寄席」。元々東京03がトリとMCを務めるということ以外全く情報はなく、しかしその状態でも500人の会場はソールドアウト。

後にあんな豪華なメンバーが集まるとは知らずにチケットを取った人達は一人残らず先見の明があり、勝ち組です。

 

四千頭身、ニューヨーク、インポッシブル、三四郎ラバーガールさらば青春の光、シソンヌというありえないほど豪華なメンツが追加で発表され、当日券を求める列は80人ほどが並んでいたでしょう。

先見の明もなく、負け組の僕も当然のように並び、当日券の販売を待っていました。

スタッフ「本日大変多くの方にお越しいただいております。当日券の販売はジャンケンで行います。19席をご用意しております!

 

19席!?絶対ムリだろ。

 

と思いながらジャンケン大会会場に向かいます。

スタッフさんを相手に80人の負け組が囲み、一斉にジャンケンを始めます。僕たちはスタッフさんとのジャンケンに勝利し、この負け組の中で勝ち組になる必要があるのです。

 

ス「最初はグー!ジャンケンポン」

僕が出したのはチョキ。

スタッフさんもチョキ。

ス「はい。グーの方のみ前に来てください」

と言い、負け組の中の勝ち組が前に進み、勝ち組の数をスタッフさんが数えます。

ス「1,2,3,4・・・えーと16人ですかね?」

 

16人。。。

これで残り3枠を60,70人くらいで争うことになりました。

終わった。

僕は負け組の中の負け組だ。

 

しかし、この時なぜか安西先生よろしく「諦めては試合終了」という言葉が脳裏によぎり、やるだけやってみようという気持ちになりました。

とりあえずスタッフさんの心理を読もう。さっきはチョキか。ならチョキはないだろう。てかさっきオレはチョキでダメだったな。よしもう一回チョキで勝負だな。

ス「ジャンケンポン!」

僕はチョキを出しました。

スタッフさんはパー。

よしよしよし。勝ったぞ。まずは何人だ?

この時点でまだ20人近くが残るという状況。

そして次もスタッフさんの心理を読み切り勝利。この時点で7人くらいに絞り込まれました。

 

しかし。次の勝負では残念ながら勝てず。

しかし1人しか勝ち抜けなかったので残りのメンバーで二枠の椅子を争います。

この時点で気付けば男は僕一人。

ただ、恥ずかしいなんて言ってられない。このためにここまで残ってんだから。

 

残り6人。

ここでのジャンケンで全てが決まる可能性が高いです。緊張の一瞬。

スタッフさんが何を出そうかなという顔をしています。

オレたちの気持ちを弄んでいるのか。。しかし、文句は言えない。なぜなら僕は負け組なのだから。と雑念を頭に浮かばせていた時、

ス「ジャンケンポン!」

左手の拳を天に掲げます。

結果は・・・勝てず。。

咄嗟に周りを見ると、勝ち抜けたのは1人だけ。

なんとか首の皮一枚繋がりましたがしかし、残りは一枠。このたった一つの椅子を5人で争います。

 

完全に追い込まれました。

確率的には最初とほとんど同じですから。

 

苦しい闘いは続きます。

ス「ジャンケンポン!」

勝った。久々に勝った気がする。

しかし残ったのはまだ4人。この時思わず「結構勝ってる。。」と呟いてしまいました。独り勝ちの時もあれば独り負けの時もあるんですね。

残り4人で一枠か。。

 

と、ここで先ほど勝ち残ったはずの女性がスタッフさんに「すいません、おります」と話します。

 

なぜか抱き締めたくなりました。

 

どうやら友人と二人で来ていて、一人だけ勝ち残ってしまったため、バツが悪くなり、辞退したようです。

申し訳ない。ありがとうございます。

 

結果的には、これがかなり大きかったかもしれません。

 

続いてはスタッフさんを介さず、残った4人でジャンケンをし、増えた二枠を争います。

僕の他に勝ち残ったのは女子高生が二人とメガネの女性が一人。

どんなことをしても。勝つ。

ここからはほとんど無心でした。ゾーンに入っていだと思います。ジャンケンの。

全く負ける気がしませんでした。

 

2回ほどあいこが続いた後、渾身のチョキを出しました。

 

結果は・・・

 

僕とメガネの女性が見事に勝利。

チョキに始まり、チョキを信じ続け、チョキで勝ち取った勝利でした。

 

ここまでくるとライブのためというのもありますが、ジャンケンで勝つためにジャンケンをしていたような境地に至りました。

 

あまりにもドラマチックな勝利すぎて、終わってから20分ほど脚の震えが止まりませんでした。

こういう状況で勝てた記憶がない負け癖がついた僕の人生のジャンケン史に残る激闘でしたね。

 

この後またライブはそんな激闘も忘れ去れてくれるほど素晴らしかったのでそれはまた次に。

 

 

 

じゃんけん必勝法

じゃんけん必勝法

 

 

 

#このラジオがヤバい 的なやつ〜モンゴル帰りのコア平子 アルコ&ピースD.C.GARAGE 6月4日放送〜

先週の佐久間宣行のオールナイトニッポン0でテレビ東京の佐久間さんとテレビ朝日の加地さんにディスられ倒していたアルコ&ピースの平子さん。

その放送当時、モンゴルに行っていた“もっていない”平子さんが何を語るのか。リスナーから非常に注目が集まった今週のアルコ&ピースD.C.GARAGEでした。

が、冒頭から酒井さんが「二人で飯行きませんか?」「チキってんすか?」などと関係ない話を持ちかけます。

さらには令和の怪物うしろシティ金子さんが本当にヘヴィメタル編み物選手権に参加するという話も。「本当に怪物だよ」「令和のアホ」と自分達がそそのかしておきながらドン引き。まあ金子さんは確かに元号が変わってからおかしくなっているのかもしれませんが。

阿諏訪さんから「革命癖がついてる」と言われており、なにかが吹っ切れた様子の金子さん。

今後の“革命”が楽しみですね。

 

アルピーの二人はその後も先週くらいから話している滋賀県福井県あたりの地味な県の観光スポットの話をしていましたが遂に、平子さんの口からリスナーが待ち望んでいたあの件について話すときが来ました。

 

それは突然のことでした。

 

平「みんなオレに気遣ってんの?」

酒「なにがですか?」

平「デブのラジオにガリが来た話だよ」

と事の顛末を話し出します。

デブのラジオにガリが来ていた時、平子さんは電波も届かないモンゴルの草原で零れ落ちそうな満天の星空をみていたそう。

この時、平子さんはどういう気持ちだったんでしょうか。

 

小さな恋のうた

小さな恋のうた

 

 

そしてこの件の話(といっても4年も前ですが)を平子さんの視点で話していました。

平「この頃さ、仕事がなくなっきてた時期でさ。アメトーーク!でも小宮とか尾方さんとかがはねてたのよ。宮迫さんにお前なんやねんとか言われてつっこまれてさ。オレもこれやらないとダメだと思ったんだよね。それでこの時、ゲストでマギーちゃんが来てたんだけどマギーちゃんに何の脈絡もなく絡んだり、普通のトークしてんのに敵意剥き出しのキャラやったりしてたんだよ。宮迫さんにこれTVショーやでって言われたくてさ。でもそれは加地さん(ラジオで)言わなかったんだよね」と。

つまり、加地さんがラジオで語った以上にヤバイことを平子さんはしていたのです。

平子さんは「加地さんは優しい」と話していました。

 

と同時にA級戦犯は佐久間だ」とも叫んでいました。

加地さんは後半フォローしてくれたけどそれ潰したのは佐久間さんだと。

そこで酒井さんが口を挟みます。

酒「オレ加地許さねえよ」

平「ブレる」

酒「あんな骸骨削ってやんよ。うちのトッティをコケにしやがって。コアおもろいやん」

となぜか酒井さんがヒートアップ。しかも矛先は平子さんの指定とは異なり加地さんの方という。。

最終的には

酒「加地の後佐久間も行くよ」

平「たのめるかい?」

と言ってこの件は終了となりました。

 

加地さんが全く印象に残らなかった酒井さん。

これがラジオではテレビの100倍輝く男です。

 

こうして両ラジオで語られた4年前の加地メタルジャケット事件ですが、加地さんと平子さん(酒井さんも)の和解と、できればアメトーーク!のキャスティングまで行ってほしいなと思います。

まあ和解ではなく、更なる対立でも面白いですが。

とにかく、一度両者が会って話す機会を設けてほしいです。

その時はぜひ佐久間さんに。

 

 

【進撃の巨人のEDを担当】常に最高を書き換え続けるバンド cinema staffの3年ぶりワンマンツアーに行った話。

6月1日、渋谷WWWXで行われたcinema staff “Name of Love” RELEASE ONE-MAN TOUR ~RE: land=ocean~ 初日の話です。))

 

<以下ネタバレを含みます。>

 

既にチケットはソールドアウトし、会場はパンパンの状態でした。

昨年末からVo.Gt飯田さんの喉の不調により、3ヶ月ほど活動を休止していた彼ら。活動再開後はNHKアニメ「進撃の巨人」のエンディングテーマを担当することに。先日その曲が入ったEPが発売となり、今回のツアーはそのEPを引っ提げて全国を周ることとなります。

 


今回のツアータイトルは「RE: land=ocean」。4年ほど前に発売された「blue print」というアルバムのツアータイトルは「land=ocean」だったのでその時と絡めてくるのか、どんなセットリストになるのか非常に楽しみでした。

開演時刻を少し過ぎた頃、場内が暗転してメンバーが登場します。それぞれのいつもの持ち場につくメンバーとは対照的に、上手の位置に置かれたピアノの後ろに腰をかける飯田さん。

今回、進撃の巨人のEDとなった「Name of Love」という曲は飯田さんが初めてギターではなく、ピアノを弾いているということで話題となった曲です。まさかの一曲目からくるかと思いきや、演奏されたのは先述した「blue print」の一曲目に使われているインスト曲の「陸にある海」。

まさしくland=ocean。

一曲目から驚きの演出に会場が酔いしれる中、曲が終わりギターを手にする飯田さん。Dr.久野さんの激しいドラミングから始まったのは発売されたばかりのEPから「OCEAN」。サビの『オーシャン!』がとてもキャッチーでどこか冒険心をくすぐる一曲です。後のMCで飯田さんが「Name of Loveの曲の中で最初にこの曲をライブでやったからこれが進撃の巨人のEDかと思ったでしょ?」と言っていましたがそりゃあみんな騙されます。あと歌詞的に「ONEPIECE」の主題歌とかにもピッタリなので集英社さんぜひ。

続いては「sea said」。この辺で気がつきましたが海多めのセトリなんだなと。ということはBa.三島さんがハーモニカを吹くあれも来るのかなと。思いました。

海・海・海と三曲続けた後は久々に聞いた感のある「theme of us」。イントロが始まった瞬間に「タン・タタ・タン」とクラップが鳴り、シネマの中でも屈指のポップなメロディーと一体感を持つこの曲で序盤の海シリーズを締めていました。

 


cinema staff 「theme of us」MV(major 2nd full album「Drums,Bass,2(to)Guitars」opening track)

↑無駄に脚が綺麗な飯田氏

 

「楽しんでください」と少しのMCを挟んだ後に演奏された「into the green」はそれまで青のイメージが強かったセトリに対して、その色を大きく塗り替えたような緑を象徴する曲。そんな緑な曲のアウトロが終わり、久野さんのドラミングが始まります。

そういえばこの日は久野さんのドラムで曲間を結ぶことが多く、既存の曲も新鮮な気持ちで聴くことができました。

続いての「シャドウ」もこのアレンジで今までとは全く違う印象になっていたように思います。嫉妬をテーマに書いた曲であり、ラスサビで半音上がって音の洪水のようになるところが相変わらず、泣けます。

 


cinema staff「シャドウ」MV(4th full album「blueprint」 lead track)

 

シャドウが終わっても久野さんのドラミングは続き、テンポも落ちて、少しメロウな雰囲気になっていきます。Gt.辻さんと飯田さんのアルペジオから始まったのはなんと「妄想回路」。インディーズ時代の名曲であり、個人的にも大好きな曲ですがまさかこの日に聴けるとは。本当に綺麗な演奏と綺麗な声なんです。この日僕が最もテンションが上がったのはこの瞬間でした。ぜひ聴いてほしい。必聴です。

 

Symmetoronica

Symmetoronica

 

↑これに入ってます。


感動の妄想回路が終了し、MCタイムへ。

飯「ゆっくりの曲が続いたから激しめの曲やるね」

と言って演奏されたのは、「西南西の虹」。続いて「poltergeist」。Poltergeistでは外し忘れたまま歌い出してしまった飯田さんのカポを辻さんがニヤニヤしながらとってあげるというライブならではの出来事も。その後はお約束のダイブもかまして大満足の辻さんでした。続いての「dawnrider」は辻さんのギターリフから始まる疾走感しか感じないアップテンポな曲。久々に聴いたけどカッコいいですわ。

 


cinema staff 「西南西の虹」MV

 

今回発売したEPの中で最も謎に包まれた曲「さらば楽園よ」はその次に演奏されました。辻さん、飯田さんの複雑なアルペジオが綺麗な楽曲です。正直言うと、個人的な最近の忙しさにかまけて新譜をインポートしておらず、さらば楽園よのみ、この日初めて聴いたことになります。

ただ、このEPの中ではこの曲が一番好きかもしれません。ミディアムテンポで切ない泣きのメロディーは聴いているこちらの涙腺を刺激します。どこか日本ぽい雰囲気も感じられるのも推せるポイント。Cメロの展開はjpopを聴いてきた人ならすっと入りやすく、胸に響くものがあると思います。

帰って速攻インポートしました。


続いてもシネマらしいミディアムテンポの美しい曲が続きます。

「warszawa」「firey」といったレア曲を挟み、ついにきました普段はアンコールで演奏されることが多い(今日もアンコールかと思った)「海について」。

7分を超える大作であり、変則チューニングのカポ9くらいの変態曲。やたら手数の多いドラマとハーモニカを吹くベースと間奏でタッピングと高速アルペジオを弾く二人のギター、そして憧れの海について情緒溢れるメロディーで歌い切るボーカルと魅力が詰まりに詰まった一曲です。

改めて聴くと泣ける。


大作の後はMCの時間へ。

飯「今日のセトリは久野くんが考えました。コンセプトをどうぞ」

久「そういうのバラしちゃうの?笑。一応ツアータイトルに合わせて海の曲を多めにしました。やってて思ったけど超いいよね」

飯「cinema staffって年々良くなっていくよね(手を斜めにしてぐいぐいする)」

飯「あとこれあんま言ってない気がするけど実はfireryとdawnriderも進撃の巨人の曲の候補になってたからこっちがEDになる可能性もあったんだよね」

久「あんまり言ってないんじゃない?」

飯「そのあとdawnriderがモンスターハンターのアプリの曲になったからあんまり言いづらくなっちゃったけど。まぁでも書き下ろしって言ってないから」

久「あんまり言わない方がいい」

飯「別に大丈夫だよ。誰の顔色も伺わなくていい」

そんなキレキレの飯田さんは最後に「知らない人もすぐに歌えるから」と言い放ち、「HYPER CHANT」をプレイ。「オーオオオオ!オーオオ!オーオオオオオ」とシンガロングが起こる彼らの地元のサッカーチーム、FC岐阜の応援ソングです。

フロア全体で一体感を纏った後は「first song(at the terminal)」でヒリヒリするような演奏と変拍子で観客を魅了します。

 


cinema staff「first song(at the terminal)」undivided Ver.

 

そしてライブもクライマックス。アニメ進撃の巨人第一期のEDであり、新EPにも2019年バージョンとして収録されている「great escape」で会場を「混ぜた」後、飯田さんはギターを置き、ピアノの後ろへ。”進撃の巨人EDリレー”であり、EPの表題曲「Name of love」をプレイ。休養していた3ヶ月の間で身につけたピアノをたどたどしい部分も見せつつ、弾き語る飯田さんめちゃくちゃカッコよかったです。

きっとツアーを周るうちに上手になっていくんだろうなとおそらく初披露となる貴重な姿を拝めたことに感謝しつつ、本編は終了。

 


cinema staff「Name of Love」MV(Short ver.)

 

当然のごとく求められたアンコールは少し時間を置いて、飯田さんと久野さんが登場。おなじみの久野さんによる缶ビールの蓋をエコーをかけたマイクに近づけて開ける儀式と物販紹介をし、アンコールの曲へ。

飯田さんが「チミタチに捧ぐ。。あ、これ言わなきゃよかった」と最後の最後でこけるも

三島さんが「オレ喋ろうか?チミタチで曲行きたくないから」とすかさずフォロー。

三「久々に喋るな」

たしかにすごく久々に聞きました三島さんのMC。

初期はほとんど彼がMCをして、徐々に飯田久野MCへシフトチェンジ。数年前までは大事なところは三島さんが話して曲へというパターンでしたがここ最近は全くと言っていいほど話さなくなってしまいました。

もう「岐阜県からきましたーー!」すら言わない。

 

三「昔はワンマンよりも対バンのほうが好きだったんですよ。その方が燃えるじゃないですか。でも今はワンマン大好き(笑)。休養していた3ヶ月の間、飯田君がキーボードという武器を手に入れてくれました。俺たちは毎日が最終回でもいいと思って生きている。俺たちがスーパーマンだ!」

と話してプレイされたのは「blue print」のリード曲「drama」。

正確ではない気がしますが、三島さんのこのクサいMCがいいんですよ。

ワンマンでしか話さなくてもいいからMCやってほしいです。

ちなみに次の日のタワーレコード渋谷店のインストアライブではチューニングが決まらない飯田さんに対して渋い顔をした後、「チューニングくらいちゃんとせえや」と言っていましたが。

 

ちなみにちなみにアンコールを終えても拍手を止めない観客。そこへ飯田さんが会場に一人で登場。「お茶を濁して帰るね」と呟いてピアノを弾き語り出します。こちらも「blue print」に収録された「孤独のルール」です。途中で「濁した!」と言ったようにやはりまだ危うい部分もありましたが、見事に完奏。

万雷の拍手と共に終演となりました。

 

久々のワンマンツアーであり、ワンマンライブ自体いつやってたっけ?と思うほど記憶がないですが対バンではできないような曲も演奏され、大満足でした。このツアーは多分もう行けないですが、追加公演をぜひお願いしたいです!

 

新譜の「Name of love」に収録されている3つの新曲はどれが進撃の巨人のEDになってもおかしくなかったと話していましたが、それほどまでに自信を持った曲でしょうし、実際どれもらしさが詰まっていてカッコいいです。

そして、喉の不調で休養というかなり大きなピンチを、ピアノという大きな武器を手にして帰ってくるところも素晴らしい。飯田さんは「俺らまだまだやれることがある」と話していましたが、こうやって言い切れることはすごいことだなと。

このバンドでやりたいことはやり尽くした、次のステップに進みたいといって解散するバンドは多く、その実際は本人達にしか分かりませんが、僕が好きなバンドはこんなに前向きなことを言える人たちなんだと、そのファンであることに誇りを持つことができます。

今話題の旬のバンドのようにミュージックステーションに出演したり、フェスのメインステージに出たりというようないわゆる“売れる”ことはもうないかもしれませんが、そのままブレずに、愚直に、突き進んでほしいなと思います。

なぜなら新曲を出すごとにいいなって思えるバンドってもう僕の中では少なくなっているので。

 

飯「カッコいいバンドか観たくなったらぜひcinema staffのライブへ」

マジでその通り。

“年々よくなる”cinema staff

カッコいいです。

 

セットリスト

1.陸にある海
2.OCEAN
3.sea said
4.theme of us
5.into the green
6.シャドウ
7.妄想回路
8.西南西の虹
9.poltergeist
10.dawnrider
11.さらば楽園よ
12.warszawa
13.firey
14.海について
15.HYPER CHANT
16.first song(at the terminal)
17.great escape
18.Name of love
アンコール

19.drama

ダブルアンコール

20.孤独のルール(飯田弾き語り) 

 

Drums,Bass,2(to)Guitars (初回限定盤 CD+DVD)

Drums,Bass,2(to)Guitars (初回限定盤 CD+DVD)

 

進撃の巨人一期EDのgreat escapeが入ってるアルバム。

 

blueprint

blueprint

 

↑land=oceanといえばこれ。