メトリブダイアリー

お笑い、ラジオ、音楽(主に邦ロック系)などサブカルなことや日常のことを書き連ねる予定です。一人でも多くラジオを聴く人が増えるといいと思ってます。

バチボコ豪華なお笑いライブスラッシュパイル寄席6月6日〜ジャンケン大会編〜

*あまりに劇的な勝ち方をしたジャンケンだったため、その話でこの回は終わってしまいました。ライブの話は次回書きます。

 

草月ホールで行われた「スラッシュパイル寄席」。元々東京03がトリとMCを務めるということ以外全く情報はなく、しかしその状態でも500人の会場はソールドアウト。

後にあんな豪華なメンバーが集まるとは知らずにチケットを取った人達は一人残らず先見の明があり、勝ち組です。

 

四千頭身、ニューヨーク、インポッシブル、三四郎ラバーガールさらば青春の光、シソンヌというありえないほど豪華なメンツが追加で発表され、当日券を求める列は80人ほどが並んでいたでしょう。

先見の明もなく、負け組の僕も当然のように並び、当日券の販売を待っていました。

スタッフ「本日大変多くの方にお越しいただいております。当日券の販売はジャンケンで行います。19席をご用意しております!

 

19席!?絶対ムリだろ。

 

と思いながらジャンケン大会会場に向かいます。

スタッフさんを相手に80人の負け組が囲み、一斉にジャンケンを始めます。僕たちはスタッフさんとのジャンケンに勝利し、この負け組の中で勝ち組になる必要があるのです。

 

ス「最初はグー!ジャンケンポン」

僕が出したのはチョキ。

スタッフさんもチョキ。

ス「はい。グーの方のみ前に来てください」

と言い、負け組の中の勝ち組が前に進み、勝ち組の数をスタッフさんが数えます。

ス「1,2,3,4・・・えーと16人ですかね?」

 

16人。。。

これで残り3枠を60,70人くらいで争うことになりました。

終わった。

僕は負け組の中の負け組だ。

 

しかし、この時なぜか安西先生よろしく「諦めては試合終了」という言葉が脳裏によぎり、やるだけやってみようという気持ちになりました。

とりあえずスタッフさんの心理を読もう。さっきはチョキか。ならチョキはないだろう。てかさっきオレはチョキでダメだったな。よしもう一回チョキで勝負だな。

ス「ジャンケンポン!」

僕はチョキを出しました。

スタッフさんはパー。

よしよしよし。勝ったぞ。まずは何人だ?

この時点でまだ20人近くが残るという状況。

そして次もスタッフさんの心理を読み切り勝利。この時点で7人くらいに絞り込まれました。

 

しかし。次の勝負では残念ながら勝てず。

しかし1人しか勝ち抜けなかったので残りのメンバーで二枠の椅子を争います。

この時点で気付けば男は僕一人。

ただ、恥ずかしいなんて言ってられない。このためにここまで残ってんだから。

 

残り6人。

ここでのジャンケンで全てが決まる可能性が高いです。緊張の一瞬。

スタッフさんが何を出そうかなという顔をしています。

オレたちの気持ちを弄んでいるのか。。しかし、文句は言えない。なぜなら僕は負け組なのだから。と雑念を頭に浮かばせていた時、

ス「ジャンケンポン!」

左手の拳を天に掲げます。

結果は・・・勝てず。。

咄嗟に周りを見ると、勝ち抜けたのは1人だけ。

なんとか首の皮一枚繋がりましたがしかし、残りは一枠。このたった一つの椅子を5人で争います。

 

完全に追い込まれました。

確率的には最初とほとんど同じですから。

 

苦しい闘いは続きます。

ス「ジャンケンポン!」

勝った。久々に勝った気がする。

しかし残ったのはまだ4人。この時思わず「結構勝ってる。。」と呟いてしまいました。独り勝ちの時もあれば独り負けの時もあるんですね。

残り4人で一枠か。。

 

と、ここで先ほど勝ち残ったはずの女性がスタッフさんに「すいません、おります」と話します。

 

なぜか抱き締めたくなりました。

 

どうやら友人と二人で来ていて、一人だけ勝ち残ってしまったため、バツが悪くなり、辞退したようです。

申し訳ない。ありがとうございます。

 

結果的には、これがかなり大きかったかもしれません。

 

続いてはスタッフさんを介さず、残った4人でジャンケンをし、増えた二枠を争います。

僕の他に勝ち残ったのは女子高生が二人とメガネの女性が一人。

どんなことをしても。勝つ。

ここからはほとんど無心でした。ゾーンに入っていだと思います。ジャンケンの。

全く負ける気がしませんでした。

 

2回ほどあいこが続いた後、渾身のチョキを出しました。

 

結果は・・・

 

僕とメガネの女性が見事に勝利。

チョキに始まり、チョキを信じ続け、チョキで勝ち取った勝利でした。

 

ここまでくるとライブのためというのもありますが、ジャンケンで勝つためにジャンケンをしていたような境地に至りました。

 

あまりにもドラマチックな勝利すぎて、終わってから20分ほど脚の震えが止まりませんでした。

こういう状況で勝てた記憶がない負け癖がついた僕の人生のジャンケン史に残る激闘でしたね。

 

この後またライブはそんな激闘も忘れ去れてくれるほど素晴らしかったのでそれはまた次に。

 

 

 

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