#このラジオがヤバい 的なやつ〜かが屋とアルピーのファンについて アルコ&ピースD.C.GARAGE9月24日放送〜
2010年代前半、ラジオ界に小さな渦を発生させたアルコ&ピース。その要因のひとつになったのは“ほぼ”優勝していた「THE MANZAI」での躍進と「キングオブコント」決勝進出でしょう。
しかしこの二つのコンテストでの躍進は同じ意味を持つものではありません。
「THE MANZAI」は彼らの良い部分が発揮されていましたが、「キングオブコント」では確実に悪い部分が出ていたと思います。
彼らの行ったコントはその名も「受精」。精子に扮する全身タイツを履いた酒井さんが卵子に扮した全身タイツの平子さんの元を訪ねるという奇妙奇天烈な内容でした。
このコント直後、番組には批判の電話が殺到したといいます。子どもも観ているこの時間帯には相応しくない内容なのは明らかですからおかしくはありません。
ただ、この“独特なシュールさ”がアルコ&ピースであり、現に今でも語り継がれているように、爪あとは確実に残しました。
そしてこれ以降、本人達は「下ネタでは優勝できない」という言い訳を盾にしており、視聴者もそうだと思っていましたが、今年のキングオブコントでその考えは見事に覆されてしまいました。
その信じがたい事実には今週の「アルコ&ピースD.C.GARAGE」でも触れていました。
平「優勝はどぶろっくね」
酒「そうですね」
平「オレらが優勝できなかったのは下ネタだったからだと思っていたんだけど、それ違うから(笑)」
酒「ハハハハハ」
どぶろっくのネタを見てしまったら、空気階段とかかが屋とかジャルジャルとかの複雑で伏線とプロット組みまくっているネタを作っていたコンビがなんだか可哀想に思えてきました。。
ただ、最後にもどぶろっくの二人が言っていたように「これしかない」ものを突き通した姿が男らしかったですね。
ちなみにかが屋に関しては、
平「こないだ話を聞いたらさ、変なうわさが回っているんだって。かが屋が優勝するのは決まっていると。それで、一本目で新幹線のネタやって、二本目でその伏線を全部回収して優勝するって言われてるらしくて。でもその新幹線のネタなんかないんだって」
酒「マジっすか」
平「それでオレとか周りの芸人達が新幹線のコントの設定を出してったのよ。隣の席の人が実は初恋の人だったとかね」
酒「あ~いいですね」
平「そしたら加賀がさ、途中でケータイいじりだしちゃって。それでこっちもさ、おいお前のために話してんだぞって言ったら、違うんです。今全部メモしてるんですだって」
酒「は~」
平「今はコント作るのも演るのも全部楽しいんだって」
酒「ちなみに平子さんは楽しいですか」
平「誤解を生んじゃうかもしれないけど苦痛なときもあるよ」
酒「ハハハハ。ゼロイチ(0→1)の苦しみね」
今、業界大注目コント師のかが屋。毎日のようにコントの設定を考えているほどの“コントの虫”である彼らには尊敬するバナナマンの設楽さんが高得点をつけていました。確かに地味めなコントで爆発力はなかったかもしれませんが、他の人たちが88点あたりだった理由が僕には分かりませんでした。この辺は今週のバナナムーンで話してくれると思うので聴いてみたいと思います。
bananaman live one-half rhapsody [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: Happinet
- 発売日: 2019/02/02
- メディア: Blu-ray
- この商品を含むブログを見る
ちなみに平子さんの息子さんもかが屋が面白かったようです。
平「息子に何面白かった?って聞いたら『かが屋』って。あれ面白かったから録画を消さないでって。表情とかが面白かったんだろうな」
同意見です。表情面白かったです。これがプロと素人の視点の差なのか。。
しかし、見るからに「センスありまっせ!」感があるコントなので、テレビ以外での活躍を求め、ラーメンズのように独自の路線に走っていきそうな雰囲気もあります。そうすると今もいると思いますが、「このコントの面白さわからないの?」というかが屋のオシャレコント至上主義の上から目線なファンが激増することは間違いなしです。かが屋にはこれからもテレビバラエティに出ようが出まいが、楽しくコントを作って楽しませてほしいと思うのでそれだけは避けなければなりません。
そういえば、アルピーも現在はテレビよりもラジオでの活躍が目立っています。オールナイト時代から独自のラジオを展開し、ファンを獲得してきました。誤解を恐れずに言うとかなり閉鎖的で賛否両論あるコンビだと思います。それこそファンは「なぜ世間はアルピーの面白さがわからないのか」という人が多いような気もするのです。
本人達もファンも分かる人にだけ分かれば良いし、テレビなんて出なくても良いと思っているかもしれませんが、僕はこんなことを言っている人を一人でも撲滅してやりたいので、しくじり先生やゴッドタンだけじゃなくて、もっとアメトーーク!やテレ朝の深夜11時くらいのネオバラ枠レギュラーとかでもガンガン観たいと思っています。
そしてその裏側を話したりすることがまた彼らのラジオを面白くしてくれるはずなので。
かが屋の話にまたなりますが、キングオブコントで設楽さん以外の得点が低かったことを受け、ネットなどでは審査員叩きがあったようです。それはやはり、「なぜかが屋のセンスがわからないのか」「審査員変えろ」などという内容です。これは一番イタくてダサいファンです。クソです。面白くないし(ここ重要)。ただテレビを観ているだけの素人が絶対に言ってはいけないことです(ネットだけでなく、友達に個人的に言うのも禁止したいくらい)。
審査員はお笑いのプロなのです。そこを履き違えてはいけません。
自分もこんな文章を書いているのできっと過去には似たようなことを書いているかもしれません。ただ、今後はこういった独りよがりなイタイだけのファン目線で周りを叩いたり、自分本位で面白くもないただの批判だけはしたくないなと、かが屋のコントを観て、アルピーのラジオを聴いて今一度考えさせられました。
このあと深夜0時から
— 宮嵜 守史 (@miyazakimori) 2019年9月24日
TBSラジオ
「アルコ&ピース D.C.GARAGE」
#アルピーdcg
そのあと深夜1時から
TBSラジオ火曜JUNK
「爆笑問題カーボーイ」
#bakusho #tbsradio #radiko https://t.co/0uGw2u9QZP pic.twitter.com/w2qa8sHkZk