メトリブダイアリー

お笑い、ラジオ、音楽(主に邦ロック系)などサブカルなことや日常のことを書き連ねる予定です。一人でも多くラジオを聴く人が増えるといいと思ってます。

#このラジオがヤバい 的なやつ〜何もない人生を肯定する岩井閣下 ハライチのターン9月26日放送〜

仕事を終えた後の僕は一秒でも早く家路に着くことだけを目指し、その日の仕事以上頑張を発揮しています。ただ、9月26日木曜日、この日は家の最寄り駅に到着すると家とは真反対にある本屋に足を運びました。

それはハライチ岩井さんの初のエッセイ本「僕の人生には事件が起きない」を購入するためです。僕は本屋に到着するや否やエッセイコーナーを嘗め回すようにして物色していました。

が、どこを探してもありません。意を決して店員さんに「あの~本を探してるんですけど・・」と話し、口では言いづらいタイトルをスマホの画面を見せて伝えると、「ちょっとうちの店では入荷してないみたいで・・」と若干気まずそうに話します。「そうですか。わかりました」と伝えたものの、悔しさを押し殺しながら(できればこの日のハライチのターンを聴く前に手元に欲しかった。。恨む。恨むぞ~)と心で念じながら自宅へと帰りました。

 

 

そしてその日の放送。岩井さん初のエッセイ本発売日だというのにいつも通りネコちゃんニュースから始まり、いつも通り短命に終わるであろうコーナーを消化していった二人でした。

 

澤部さんのトークゾーンでは、探偵ナイトスクープのロケで鹿児島に行っていたという話から巷で流行のドラクエウォークの話へ。子どもの頃からドラクエをしていたであろう二人は大盛り上がりです。ドラクエに世代ってあまりないように思いますが(シリーズが多すぎて)、ハライチからちょっと上くらいのファミコンスーファミ世代の人たちのドラクエ熱はすごく感じませんか。

僕はあまりゲームはしませんでしたが、ドラクエ、FF、三国無双、キンハーなど選択肢が多すぎてみんながみんなドラクエをしていたという印象はありませんでした。

だから周りでドラクエウォークやっている人あまりいないような気がします。

まあポケモンGOも一瞬で飽きましたけどね。

 

 

岩井さんのトークはここでついにきました。自身のエッセイについて。今週は取材をたくさん受けたようで、ある日は一日5件の取材をこなしていたそう。

いいな。。岩井さんの取材やりたいな。

と思いながら聴いていました。

中でも僕が印象に残ったのは2件目の取材です。4件目のボケても「承知しました~」って返しちゃうおば様も面白かったし、5件目の取材を忘れてお詫びにチョコボール大量に持ってくるおじ様もツッコミどころ満載で笑ってしまいましたが。

僕が印象に残った2件目は20歳くらいの若者二人がかなり軽い感じで取材をしにきたようです。

 

 

このツイート主が軽い感じで取材をしていた(失礼)方のようです。彼は「新R25」という(以下HPからのパクリ)これからの時代を生きるR25世代(20~30代)のビジネスパーソンに向けて、人生を豊かにする情報や考え方を“おもしろく”届け、一歩を踏み出すキッカケづくりをサポ―トするWEBメディアを運営しているそうです。

HPを見てみるとかなりの有名人も取材しているようですね。

 

 

ひえ~。羨ましい~。

しかし彼らはその軽いテンションでどうやって取材ができるのか。そして結果も出せるのか。というか緊張はしないのか。。

 

以前、尾崎世界観さんのラジオにライターの田崎健太さんがゲスト出演した際、取材の極意として①自分をさらけ出すこと ②必ずしも褒めればいいというわけではないということ ③相手のことを理解した上で画一的な質問だけではなく、その場の話や雰囲気次第で質問を変えていく」ことが大事と仰っていました。

 

この記事を見ると、まず①。若者らしい素の喋り方をすることで自分をさらけ出しています。②は声には発していないかもしれませんが(やばいなこの人・・)と決して褒めではない内容も落とし込むなど、ただ褒めるだけのゴマすり記事にせず、いい距離感を保っています。③に関しては本当に色んな角度から質問を投げています。そして岩井さんにも興味を持って、回答一つひとつにもきちんと理解をしているように思えます。

あ、全部クリアしてるやんけ!

どうりで岩井さんも心を開いてべらべら喋り、「あの取材は上手かった」って言ってしまうはずです。しかも、「人生はRPGみたいなものでオレ以外全員モブキャラだから」って絶対ここでしか書けないし、この人たちならではの記事になっているではないですか。

この若者達恐るべしです。

 

一体何の話を書いているのか分からなくなってきましたが、この「新R25」という媒体、今後ちょっと追ってみようと思いました。

 

この取材文も面白かった。

 

ハライチのターンは岩井さんに限らず澤部さんも、家族や友達と過ごした話などの日常系の話が多く、内輪ネタも少ないので本当に楽に聴けるラジオです。他のラジオが過激な下ネタ系ラジオをしたり、やれ革命だ、プロレスだといって他のパーソナリティやリスナーと喧嘩をしたりするなかでマイペースに自分達にしかできないラジオを展開しています。それは自分の日常を肯定して、他人と比べることをしないからなんでしょうか。

岩井さんのように生きることができればどれだけ悩まずに済むのか。。そうすれば例え本屋に欲しい本がなくてもオレの人生なんてそんなもんと思えるのか、、

 

 

その第一歩として、本書を買い求めることから始まるのでしょう。