メトリブダイアリー

お笑い、ラジオ、音楽(主に邦ロック系)などサブカルなことや日常のことを書き連ねる予定です。一人でも多くラジオを聴く人が増えるといいと思ってます。

山里亮太の不毛な議論 〜汚いヘリコプター、赤坂へ 1月1日放送〜

「あけましておめでとうございまーす」

「オードリー若林でーす」

と、歩きながら声を発し、いつものニッポン放送のブーストとは異なるTBSのブースに現れたオードリーの若林さん。

昨年11月に行われた伝説のライブ「さよならたりないふたり」で相方を務めた南海キャンディーズ山里さんのラジオに出演するために有楽町のエースがそのライバルである赤坂に乗り込んだのです。

 

 

しかし、あくまでもサプライズゲストとしての出演で、事前の告知は"基本的には"一切なし。しかも新年1月1日という全てのラジオリスナーが実家に帰って久々の家族団欒を楽しんでいる日に生放送でぶち込んでくるあたり、先日のみなとみらいでの突然のライブを思わせるゲリラ感を感じざるを得ません。

山ちゃんは若林さんのようにフライング告知をする勇気はなく、自身のTwitterに「汚いヘリコプターが来る」と匂わせツイートするので精一杯。

一方の若林さんは「正月くらい休めよ!スタッフ休めないんだぞ!」と叫びます。

 

 

このタイミングで共演を果たしたのは、12月30日に先日のみなとみらいでの様子をオンエアされたからというのもあるのでしょう。この日話した多くの話題がその時のライブの振り返りだったりしました。

それは当時、若林さんが打ち上げに参加せず、ゼクシィを購入して帰ったので、ふたりでライブのことを話すのはこれが初めてだったからかもしれません。

 

 


ヨルシカ - ただ君に晴れ (MUSIC VIDEO)

 

その中にはあの"SM漫才"や"手コキ卒業式"、ここはこういう設定や展開をしたかった、そしてあのヘリコプターのオチについてまでなどあの日できなかった打ち上げをするかのように、漫才の反省と振り返りをしていました。

若「9ヶ月ぶりに始まるって時に幕が開く時にさ、オレはスカそうと思ってたんだけど」

山「オレもそう思ってたよ」

若「でもさ、WAONさんと結婚して初めて会った山里をみてさ、もうおもしろが詰まった水風船に見えたのよ。すぐボタン押して針刺しでバシャーンってやりたくなって、これはネタ作りなんてとてもできないと思ったのよ」

山「なんかが溢れ出しそうになったのよ。若ちゃんも漫才の途中でんーってなってたじゃん。でさ、2本目始まる時に逆サイドの若ちゃん見てたら両手振ってたよね」

若「そうそうそうそうハハハハ」

山「あれ、Huluに載ってるんだよね」

このエピソード良かったですよね。1本目の漫才が始まる直前、Creepy Nutsの「たりないふたり」が流れる中、楽屋から登場する山里さんは不安そうな顔をし、若林さんはニヤニヤするという対照的なふたりだったのはそんな理由だったのかなと思いました。

 

 

たりないふたり以外ではやはり、「ミレニアムズ事件」の話も。漫才中も触れていましたが、企画と人選がズレまくっていて、多大なストレスを抱えていたそうです。

フジテレビ特有のキラキラした感じの企画をオードリーや山ちゃん、ナイツ、流れ星、ウーマンラッシュアワーという学校でも中心にいたわけではなさそうなメンバーがこなすのは無理があったようです。当時30代中盤を迎えた彼らが泡の中から出てくるという謎の演出にも違和感を覚えていました。自分が実際に見た時もあのミスマッチ感は鮮明に覚えています。。同世代のキングコングならまだしも華が違いすぎます。

芸人なら誰もが憧れるフジテレビのユニットコント番組がこんな形で崩壊していくなんて常に影を歩んできた彼ららしいなとは思いましたが…

 

 

番組終盤には、若林さんの結婚話を絡めながら再びたりないふたりの漫才の話へ。ライブの時と今とで異なるのは若林さんが結婚したということです。

山里さんへ報告した際に一悶着あったというのは既に語られていますが、それを2人で話すのは初めてかと思われます。

山「若ちゃんがあの漫才の時に話してたことが全部繋がってるじゃん」

若「やりながらだいぶ悩んでたね。結婚が決まってたら良いけど付き合ってるってのはどうにも料理できなくて。だから、、漫才とっちゃったよね」

山「・・・バカ」

若「違う違う。今んとこ反省して。カッコつけてんじゃねえよじゃないと成仏できないよ」

山「皆さんこいつはね、お聴きの通り漫才と結婚してますよ」

そして漫才の最後で言っていたゼクシィを買って帰るというのを実践し、山ちゃんの結婚の話を聞いて「結婚いいな」と思って次の日に指輪を買った若林さん。これがなかったら結婚ももう少し遅くなっていたと話します。

嫁が見える発言から始まってどこまでも生き様芸人です。

そして、漫才中に「次やるときはオレが結婚した時だな」と言った若林さんに感動していた山ちゃん。この日、再確認します。

山「またたりないふたりの漫才あるってことでいいのね?」

若「やろうやろう」

山「それが聞けて良かった。今日はありがとね」

たりない生き様芸人が結婚したときにどんな漫才をするのか、、とても楽しみです。

 

手コキ卒業式のことです。

 

10年の付き合いであるたりないふたりが一つの大きなテーマでもある結婚をした後、先日の漫才含め、色んな過去の話(苦労話がほとんど)をするのはなんともエモーショナルな気持ち(エモいとは言えない)になります。

比較することではないですが、昔の友達と久々に会って当時のことを話している感覚と近いなとつい最近、年末に地元に帰って学生時代の友人と話したのを思い出しました。

昔から応援していた人ほどストーリーが見えて面白く聴くことができるラジオでした。

なぜ1月1日に放送したのかは謎ですが。。。

 

 

ただ君に晴れ

ただ君に晴れ

  • アーティスト:ヨルシカ
  • 出版社/メーカー: U&R records
  • 発売日: 2018/09/01
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

 

 

オードリーのオールナイトニッポン 〜最高にトゥースな一年でした 12月28日放送〜

2019年最後の放送となったこの日、開始1分程度で「今日は録音ですけどね」と過去最速かつ過去最高にさらっと録音放送とバラす若林さん。

今年はオードリーにとってもリスナーにとっても色々ありすぎた一年で、もう少し他の年に散らせなかったのかなと思ってしまうほどです。。

 

 

その中でも特に2人が話題にしたのはやはり、春日さんのフライデー事件でした。

未だにこんなに色濃くいじっているのは他でもない相方の若林さんで、この事件が起こった時、「周りが冷めていっても未来永劫いじっていく」と宣言していましたが今のところ、見事に有言実行です。

 

春日さんは当時、周りから散々ボロクソに言われ、若林さんの家にいって泣きながらの謝罪、クミさんにはスーツを着て謝罪をしていたのですが半年以上経過した今、なんと「中野のキャバクラニューコサージュにまた行きたい」と話しているようです。

春「それはさ、本部長に挨拶したいからさ」

若「だったら挨拶して帰れば良いってなるじゃん」

春「まぁそれはマナーがあるから」

若「もうさ、はっきりとエロい女と話したいって言えよ」

春「ハハハハハ。話したい」

若「それは月一くらい?」

春「月一とは言わない。3ヶ月に一回くらい。季節を感じたい」

若「エロい女と話して?」

春「そうだね。ちょっと薄着になったりしてね」

これまで諸悪の根源中川パラダイスと一緒に、多くの女遊びをしてきた30代が終わった"いよいよ40代"ですが、来年も悪い意味で世間を騒がせないように願いたいです。

 

続いては、先日開催されたM-1の話へ。

春日さんが出場者の中で一番と話したのは、見事3位に輝いたぺこぱ。「ありゃ驚れぇた」と語り、「その手があったか」と感嘆の声をあげていました。

 

対する若林さんもすごかったと話したのはぺこぱでした。

若「決勝の決勝のぺこぱの真ん中あたりから爆笑してもう泣いてたんだよね」

といつものようにお笑いナルシストの部分出てるな〜と思いましたが、その心は僕たちにも刺さる内容だったと思います。

 

価値観の多様性はなぜ認められないのか

価値観の多様性はなぜ認められないのか

  • 作者:花房尚作
  • 出版社/メーカー: 日本橋出版
  • 発売日: 2019/09/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

若林さん曰く、多様性を認める今の時代とツッコミは相性が悪いと。それは本来、ツッコミとは、相手に指摘や否定をすることだから。ツッコミがまぁそういうこともあるよねとなってしまっては面白い漫才にはなりづらいでしょう。

そこへきて、ぺこぱのツッコミは一回ツッコミかけるのですが、その後飲み込んで最終的には相手の行為を認めてしまうのが大きな特徴であり、一つの発明でもあります。

それを感じた若林さんは、「めちゃめちゃ優しい人なんだなって思ってボロボロ泣いちゃって」と話していました。

 

 

さらには二位に輝いたかまいたちには、ネタ中ではマイノリティであるはずの山内さんが正論に立ち向かっていく姿にマイノリティでも多数派に屈するな!というメッセージを感じ、こちらもボロボロ泣いてしまった模様です。

両者とも今の時代とラジオリスナーのようなマイノリティに響く漫才だったのです。

 

 

M-1を観て感動して泣いてしまったと話す芸人は何人かいましたが、それは一緒に戦った仲間がとかこれが売れる瞬間だと思ってとかポジティブな理由ばかりで、若林さんがネガティブとは言いませんが、どうしてもこの話の背後にどす黒い闇みたいなものが見えてしまいます。

真面目でお笑いが死ぬほど好きな若林さんらしいというか、やっぱりお笑いナルシスト若林さんにしかできない論評だなと思いました。

 

 

若林さん自身で話していましたが、若林さんが担当している番組はなぜか多様性を認める番組が多いようです。そんな人がこうしてぺこぱやかまいたちの"マイノリティと多様性認める漫才"で涙を流すというのは必然でしょう。

このラジオを聴いているリスナーも周りから見れば確実にマイノリティだし、若林さんの言葉に救われたとか言っているイタいファンもそう。

でもそんなイタいマイノリティを武道館に1万人以上集めて内輪ノリを楽しんだ今年は最高にトゥースな一年だったのではないかと思います。

個人的には上京してから何度も覗きに行ったむつみ荘で、過去の思い出話を二人で話しながら、時折「あーこの話知ってる」と一人でニヤニヤしながら聴いていたさよならむつみ荘の回が一番トゥースでした。

2時間むつみ荘のエピソードトークをこれでもかと詰め込んだ二人がめちゃめちゃにカッコ良かったですね。

イタいファンでよかったと思えた瞬間でした。

 

来年はそんなにトピックスなくていいので(今年は疲れたので)、普通の放送を普通にお送りしていただき、ちっちゃくちっちゃくこじんまりと続けていただければと個人的には思っています。

 

 

うしろシティ星のギガボディ 〜ギガペラーズと令和の怪物の一年 12月25日放送〜

なぜかゴスペラーズがゲスト出演した先週の放送。そこにはどうやらとてつもなく運命的な出会いがあったようで、うしろシティゴスペラーズもお互いとても楽しそうな放送でした。

深夜ラジオパーソナリティ経験者でもあるゴスペラーズは、エグイ下ネタにも爽やかに対応し、ギガボディリスナーを驚かせていました。

 

 

終盤では、カレーが好きな黒澤さんのために、サイゲン大介こと阿諏訪さんがカレーでおもてなし。誰も分からない”カレーのスパイス“談義に二人で花を咲かせていました。

 

 

そしてこのまま穏やかに番組が終わるかと思いきや、令和の怪物が今年最後の大暴れ。

金「じゃあさ、最後に歌わせてもらってもいいですか?」

阿「どうゆうこと?」

金「いや、ひとりを」

阿「は?」

金「愛してる~って最近~♪」

ゴ「うぅ~♪」

阿「ハモってくださってる!」

ゴスペラーズの代表曲「ひとり」をおもむろに歌う金子さんと、それにハモりだす本家。

金子さんの歌は全く上手くないのですが、ゴスペラーズがハモると上手く聞こえるという不思議な瞬間でした。

 

G25 -Beautiful Harmony- (初回生産限定盤) (特典なし)

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  • アーティスト:ゴスペラーズ
  • 出版社/メーカー: KMU
  • 発売日: 2019/12/18
  • メディア: CD
 

 

ただ、この放送では良く分からなかったのですが、金子さんが照れてしまってちゃんと歌わなかった部分があるそう。流石にそんな部分を放送に載せるわけにはいかないとカットしたのでリスナーはそれほど違和感なく聴くことができました。

が、しかし、プロデューサーの宮嵜さんは金子さんのこの態度にブチギレており、うしろシティの後を担当している山ちゃんに報告。山ちゃんと放送を一緒に聴いていたのですが、カットされているため、「これカットされてんじゃん!これじゃあ普通じゃんか!」と番組を良くしていくことが使命であるはずのプロデューサーが謎のキレ方をしていたと話していました。

 

そういえば、先日発売されたムック本「芸人芸人芸人」の中でも宮嵜さんはうしろシティに対してアルピー、ハライチと比べて自分達は劣ると言ってるけどだったらもっと頑張ってほしい的な一言を添えていましたね。今年は色々頑張っていたと思いますが、来年は報われるといいです。。

 

芸人芸人芸人 volume2 (COSMIC MOOK)

芸人芸人芸人 volume2 (COSMIC MOOK)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: コスミック出版
  • 発売日: 2019/12/12
  • メディア: ムック
 

 

そんなことがあった先週の金子大暴れを受け、今週はその振り返りの放送。

カレーのスパイスを購入した阿諏訪さんの怪しい領収書の話と金子さんがゴスペラーズの本気を前にビビッてしまった話をしていました。

振り返りというかほとんど反省会ですね。途中からは「黒澤と酒井がよ~」と悪態をついていましたが、金子さんだけではなく、何気に阿諏訪さんも便乗してゴスペラーズディスを始めるのが面白かったです。

 

 

問題の金子熱唱部分ですが、彼は自分から歌い出したくせに、御大ゴスペラーズがハモり出すと、恥ずかしくなって急に歌わなくなり、「え、ここも歌うんですか?」とトボけた感じで言っていたようです。この一瞬グダって思わずカットしてしまった部分はおよそ2秒だったといいますが、これをいつかノーカット版で聴きたいですね。2秒でどこまで変わるのか聴いてみたいです。

 

残り15分では、今年最後の放送ということで、この一年の出来事を振り返ったうしろシティ。今年は令和の怪物誕生からラブレボリューション、ヘビメタ編み物選手権など目まぐるしい活躍(?)でした。楽しませてもらいました。

宮嵜さんはもっと頑張ってほしいと言っていましたが、今回のゴスペラーズ事変含めて、うしろシティは色々仕掛けていると思います。その結果、クラウドファンディングで800万円もぎ取ったのは、それだけリスナーが応援しているからかなと。まあハライチだったらこの倍は稼ぐかもしれませんけど・・

 

 

あと、個人的なことですが、クラウドファンディングで投資した後、引っ越してしまい、リターンをもらえなかったので、来年はまたなにかしらのお金のかかることをやってクラウドファンディングをやってほしいなと勝手に思っています。

 

 

ニューヨークのニューラジオ 〜東京吉本の憧れ漫才ジョーカーのM-1 12月22日放送〜

ミルクボーイという西のスーパーダークホースが史上最高得点を叩き出し、完勝して終わった今年のM-1グランプリ。そしてその怪物から60点以上の差をつけられて最下位に沈んでしまったのが、東の永遠のネクストブレイク芸人ことニューヨーク。彼らは今週も愚直に「ニューヨークのニューラジオ」をM-1直後にも関わらず生放送でお送りしていました。 

そうはいっても、近年のM-1は終了後も心身ともにズタボロの出演者を深夜12時過ぎまでネット番組に出演させているので、いくらぶっちぎりの最下位とはいえニューヨークの二人がラジオに出演することは不可能でした。

その代打として、東京吉本の後輩にあたるダンビラムーチョの大原さんとレインボーのジャンボさんが担当。

この後輩芸人二人で、つい数時間前に終わったM-1グランプリについてニューヨーク先輩を中心に語り合うという趣旨で放送されていました。

 

 

ジャンボさんはネタパレであいのりのパロディネタをやっているのも知っているし、ネタ終わりのトークも面白い印象でしたが、対する大原さんも達者な語り口でとても楽しい放送でした。

そして最も感じたのは、ニューヨークへの熱すぎる想いですね。「俺達のニューヨークさんがああ!!」「ホントに二人ともかっこよかった!」「ニューヨークさんのおかげで大会が盛り上がった!」などいつも近くで見ていたからなのか、アルコールを摂取しているからなのか、あれ、これもしかして優勝した?と思うほど高いテンションで放送していました。

 

これも面白かった!M-1の裏側とニューヨークの悪さがたっぷり。

 

二人は、先輩が「漫才ジョーカー」という謎のキャッチフレーズで紹介され、トップバッターで出場することになってしまったこと、そこで披露したネタについて、ネタ終わりのあの松本さんとのやり取り、敗退が決定した際のリアクションなどをやはり高いテンションで解説していき、その全てに賞賛の声を上げていました。

この番組の作家である奥田さんにいたっては、漫才ジョーカーとして真っ白い画の中を歩いているとき、泣きそうになったと言っていたほどです。

ちなみに僕自身も泣くかなと思っていましたが、トップバッターという事実がショックすぎて、呆然としてしまうのみでした。。

ネタに関しては偉そうなことは言えないのですが、やっぱりもっとニューヨークらしい底意地の悪いものを期待してしまいました。テレビ用に敢えてカットしていたのだと思いますが、ファンとしては、ホントはもっと・・と感じてしまう、もどかしい限りです。

 

ジョーカー(吹替版)

ジョーカー(吹替版)

  • メディア: Prime Video
 

 

しかし、その後の松本さんとの絡みや敗退時のプロレスは見事でしたね。性格の悪そうな噛みつき方で会場を沸かし、あの流れでまたアンチが増えたところもまたニューヨークらしい部分です。最高でした。来年はぜひネタで炎上させて欲しいです。

 

番組では、ニューヨーク以外にも大原さん、ジャンボさんと近しい東京吉本勢のすゑひろがりずさんやオズワルドさんの話を中心に他の出場者についても解説していました。「ミルクボーイさんのネタ終わりになぜか涙が出た」「かまいたちさんと和牛さんは化け物」「インディアンズはキムさんの昔の写真で負けた」などの話の中、「すゑひろがりずの三島さんはバイト先のカラオケで大学生にいじられている」「三島さんは50度の熱湯でも平気で入っていられる」とタイムスリップ漫才のすゑひろがりずの三島さんの話が謎に盛り上がり、20分ほど喋っていました。

19世紀の漫才って言っておきながら、カラオケでバイトしているんですね。。

 

 

そうこうしているうちに、忙しい合間を縫ったニューヨークの二人とライン電話する機会もありました。

敗退してから時間が経過しているからか、落ち着いた様子で「二人ともありがとな~」「見ていただいている人もありがとうございます~」といつも通りのテンションで話していました。

逆にジャンボさんが憧れの人とようやく会えた時のようなハイテンションで話しかけていて、先輩達も若干引いていたのではないかというくらいですが。。

 

 

憧れだったというのは誇張でも例えでもなく、番組内でジャンボさんはニューヨークが憧れの存在と公言していました。

ジャンボさんだけではなく、多くの若手芸人がニューヨークを目指し、似たようなネタや同じようなツッコミをしていたそう。若かりし頃のニューヨークの伝説と快進撃も話していましたが、若手の間でもその実力とカリスマ性は一目置かれていたようです。

M-1でも屋敷さんマンキンの「なんでやねん!」が聞きたかった。。

 

 

こうして番組も楽しく終わったわけですが、最下位にも関わらず、こんなにも明るく楽しかったのは、大原さんとジャンボさんがこれでもかというくらいにたくさんの面白エピソードトークを繰り出し、色んな人を褒めちぎり、盛り上げてくれたからでしょう。あんなに底意地も性格も悪いネタをするニューヨークのために、後輩がこれだけ頑張ってくれたというのは、それだけの力と尊敬の念があるからなのかなと。

だからこそ、来年はリベンジとして、アンチを黙らせるくらいのおもしろいニューヨークが見たい。最近はアンチの多さも彼らのアイデンティティだと思うようになってきたので、あらゆるところに噛み付きながら振り切ってやってほしいものです。

あ、でも、未だにバカみたいにパンツマンパンツマン言ってる人は流石にしつこい笑。

 

 

オードリーのオールナイトニッポン 〜令和元年色々ありましたね 12月21日放送〜

年末の風物詩の一つである「爆笑問題の検索ちゃんネタ祭り」が放送された12月20日。中堅、ベテラン芸人VSお笑い第7世代という構図で多くの芸人が登場し、ネタを披露していました。

ほぼ毎年トップバッターとして登場しているオードリーは2年ぶりに出場。ほぼ毎年太田さんに「女子ソフトボール部みたいな顔してるな」といじられる若林さんと、ほぼ毎年ネタを飛ばしてしまう春日さんの内容皆無のバカ漫才を久々にこの番組で見ることができました。

ネタ自体はあの”伝説の“武道館で初披露され、先日の高円寺で行われたネタライブでも会場を爆笑させた「イタコ」ネタ。

しゃべくり漫才ともコント漫才ともちょっと違うオードリーにしかできない良い意味でふざけた馬鹿馬鹿しいネタで最高でした。

 

 

この日のラジオでは久々に春日さんにチャレンジがコールされた序盤、検索ちゃんのことに早速触れていました。

若「検索ちゃんのネタの冒頭で令和元年色々ありましてねって言った後、本当だったら春日さんが吉本のことかよって言うはずなんですけど完全にネタ飛ばしてまして。あの時なに考えてたの?」

春「いや~たしかに色々あったな~って思って」

と、今年もネタを飛ばしてしまった春日さんに問い詰める若林さん。本当に毎年のようにネタを間違えたり、飛ばしたりしています。またある年にいたっては、若林さんまで全く違うことを言い放っていたこともありました。

 

 

その度にラジオで糾弾と反省を繰り返しているわけですが、年々若林さんの怒りの熱量もクールダウンしてきているように思います。

若「今度からさ、ネタ飛ばしたなって思ったらトゥース!って言ってほしいんだけどさ」

春「フフフフなるほどね」

若「でも今こうやって喋ってみて思ったんだけど、飛ばしたことにも気付いてないんだよね、アハハハハ。だって、オレが令和元年色々ありましたねって言ったときどう思ったか聞いたら確かにそうだなって思ったんだよね」

春「ハハハハそうだね」

数年前なら「こいつなんなんだよ」「ふざけんじゃねえぞ」「腹立つわ~」など本気か冗談か分からないくらいのテンションでいきり立ってもおかしくないですが、「もうしょうがねえや」とでも思っているのか、仏の若林です。

 

そしてその検索ちゃんのトークでは、最近では漫才に台本がなくなっているという自身の発言に少しの解説を加えて、全部アドリブでやっているように聞こえたかもしれないけど、そんなすごいことやってないんだよというようなことも話していました。

台本はないにしても、映像を送ったり、文字に起こしたり、そもそもネタを考えたりと大変で、そりゃあ毎回のようにミスられたらぶん殴りたくもなるでしょうね。

 

言い訳 関東芸人はなぜM-1で勝てないのか (集英社新書)

言い訳 関東芸人はなぜM-1で勝てないのか (集英社新書)

  • 作者:塙 宣之
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  • 発売日: 2019/08/09
  • メディア: 新書
 

 

そして個人的に痛快だなと思ったのは、トゥースはどっちの手でも良い発言ですね。

春日さんの中ではトゥースは左手という認識はあるようですが、若林さんが「そんなんどっちでもいい」と言っていたとき、あのミルクボーイの漫才にも似た心の中ではなんとなく思っているけど口には出さなくて、それを代弁してくれたような爽快で痛快な感覚を覚えました。

春日さんが左手にこだわるのはいいんですけど(ギャグの持ち主だから)、若林さんもトゥースは左手でとか言い出したら残念でしたね。。(本当にどっちでもいいし、そんなことにこだわって欲しくないから)

というか、若林さんのインスタのコメントに書かれていたようですが、冗談にしてもよくそんなこと指摘できるなとも思いました。ご本人ですよ。。

今回のM-1で、”オードリーチルドレン“(春日さん命名)のニューヨークが出場していましたが、ネタ終わり、未だに彼らの過去の炎上をしつこくSNS上で普及している人を見かけました(見なければいいんですけど)。

 

同じにするものではないかもしれませんが、感想としてはどちらも「そういうのやめてくれよな」です。

ファンもアンチも楽しく面白く、本人が嫌な気持ちにならないように活動すべきですよね。自戒の念も含めて書かせていただきます。。

 

 

話がだいぶ関係ない方へ逸れてしまいましたが、、

オードリーのラジオは平和な番組です。この後も若林さんは行きつけの蕎麦屋で少年野球のコーチの話を盗み聞きする話、春日さんはクミさんと日向坂46のライブに参加した話をしていました。

日曜日の昼間にでも聴きたい平和なトークです。

 

検索ちゃんは毎年面白いですが、今年は特に笑ったように思います。本当に全組面白くて、感動しました。友近姉さんのヒール漫談はすごかったです。あの人は天才です。

そしてその放送前後でオードリーや爆笑問題がラジオで語る感想を聴くのもまた醍醐味ですね。

 

M-1も含め、突如としてすさまじい年末感が襲ってきた今週末というお話でした。

 

 

佐久間宣行のオールナイトニッポンZERO 〜青春コントクソ野郎 東京03飯塚さんの異常な愛情 12月12日放送〜

全お笑いファンを狂喜乱舞させたアンタッチャブルの10年ぶりの復活。

歓喜に沸いたのはお笑いファンだけではなく、芸人達も同じだったよう。久々の新作漫才を披露した「THE MANZAI」の裏側ではほぼ全ての芸人がアンタッチャブルの楽屋に集結し、その復活をみんなで祝福したといいます。

 

そんな中、ネット上ではアンタッチャブルの復活を祝する書き込みと一緒にある一枚の画像が拡散されていました。

売れない頃からアンタッチャブルと苦楽をともにし、二人のことを”怪物“と表現していた、コントで勃起する男こと東京03の飯塚さん。拡散されたのは、彼があるテレビ番組でコンビ活動休止中の柴田さんを前に「アンタッチャブルはオレの夢なんだよ!」と言い放ったときの画像です。

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この台詞を叫んだ番組とはテレビ東京系列の芸人のオアシスこと「ゴッドタン」。そのプロデューサーである佐久間さんのオールナイトニッポンでは、今週そのコント射精男飯塚さんが出演するというなんともタイムリーな回でした。

 

 

飯塚さんと佐久間さんの関係性は2005年頃から始まり、以来、10年以上も番組やライブなどで仕事をしてきたようです。二人ともお笑いに対する熱と若い頃からの思い出が積み重なり、この日はめちゃくちゃアツい放送になっていました。

憧れのバナナマンのことや、ユニットコントに対する憧れ、佐久間さん演出で飯塚さんなど芸人が終結したウレロとその共演者に対する想い、近年の若手芸人の評価や自分たち東京03についてやもちろんコントのことなど90分間全てがハイライト。濃厚すぎて胃もたれするくらいですが、コントが好き、お笑いが好きという人であれば必ず楽しめる内容になっていると思います。

 

 

個人的に一番聴きたかったのはやっぱりアンタッチャブルについて。早速序盤で話していましたが、この二人が飯塚さんだけじゃなく、人力舎、さらには東京芸人みんなから実力を認められていたのだということが良く分かります。

佐「アンタッチャブルはやっぱりすごかったですか?」

飯「すごかった。期でいうと養成所の一個後輩なんだけど、最初に学校でネタを披露してたときにはもう完成してたもん。絶対売れると思ってた」

佐「そんなアンタッチャブルM-1で優勝した時はどんな気持ちでした?」

飯「優勝した時の前の年の2003年に敗者復活から上がってきた時にオレ家のテレビで見てたんだけど、あ、遂にアンタッチャブル来るなって思って。それで、決勝行ってしっかり結果出してほんとすごかった!」

佐「僕も2003年のM-1もう一回見直したんですけど、敗者復活でアンタッチャブルが上がってくるとき、小木さん(おぎやはぎ)がめちゃくちゃ喜んでるんですよね。あれはもうみんながオレたちのアンタッチャブル面白いぞって思ってるんですよね」

飯「だってあんな二人とも怪物っている?すごくない!?」

佐「(小声で)いないですすごいです」

飯「だから身内びいきかもしれないけど、オレの中で漫才のNo.1はアンタッチャブルなんだよね」

 

これは、10年ぶりにアンタッチャブルの漫才を見て号泣してしまう気持ちも良く分かります。

黎明期だった当時の人力舎の中で期待の若手がアンタッチャブル。その二人が大阪勢、吉本勢がほとんどを占めていたM-1においてあの大活躍です。もしかすると人力舎だけでなく、非よしもとである東京芸人全ての希望だったのかもしれません。

それこそ「アンタッチャブルはオレたちの夢だった」につながるわけですね。

 

 

このアンタッチャブルの話以外ではほとんどがコントに関する話でした。佐久間さんは冗談交じりに「飯塚さんはコントしかないから」と言っていましたが、案外、冗談じゃないのではというくらいにコント&コント。

「オレの中のコントオブゴッドはバナナマン」から始まり、ウレロで共演している劇団ひとりバカリズム、先日一緒にコントを演じたハナコかが屋空気階段、そしてその合同コントのネタを三組全て書き分け、東京03の負担を増大させるものの、飯塚さんの「誰にもできないことをやってきて今のオレらがあるんだよ」という一言に号泣してしまったオークラさん。などなど。。

ゾフィーやザ・マミィという少しマイナーな第7世代にも言及し、「この世代は笑う犬に影響されてるから“陽”の笑いになるんだよね」という話が興味深かったですね。

かが屋とかは哀愁を出してくるコントが多いようにも思いますが、確かにみんなハートウォーミングというかほっこりするようなオチに向かっているという印象があります。

相方同士で普通に話したりするこの世代ならではの仲の良さも影響しているのでしょうか。

 

第20回東京03単独公演「不自然体」

第20回東京03単独公演「不自然体」

  • 発売日: 2019/08/21
  • メディア: Prime Video
 

 

青春コントクソ野郎こと飯塚さんはその名の通り、未だにコントを通じて泣いたり怒ったり、喜んだりと40代半ばのおじさんとは思えない毎日を過ごしているのでしょう。

東京03のライブに夫の堺雅人さんと一緒に通っている菅野美帆さんは楽屋挨拶で東京03に対し、「いいな~」と言っていたようです。「いいなの意味が分からないけど自分もコントをやりたいってことかな」と飯塚さんは言っていましたが、こんなに楽しそうに人生をかけて何かに取り組んでいるということに対して羨ましいと思っているのかなと感じました。キラキラして見えたんだろうな〜。

 

先日のオークラさんゲストの東京芸人お笑い第5世代の続編のような今回の放送。最終章として、おぎやはぎバナナマンがゲストに来るという局の垣根をぶっ壊すような放送があれば最高ですけどね。

 

 

ニューヨークのニューラジオ 〜永遠のネクストブレイク芸人、ブレイクしかける 12月9日放送〜

優勝候補の和牛が準決勝で敗退し、誰も知らないようなコンビ達が続々と初めての決勝に進出していった今回のM-1グランプリ

個人的に最も嬉しかったのは「ニューヨーク」というコンビの決勝進出です。ボケの嶋佐さんとツッコミの屋敷さんからなるこのコンビは、誰しもが見覚えのあると世間からちょっとズレた人たちを題材に皮肉と偏見に満ちた漫才やコントを得意としています。程よく整った?ビジュアルとトーク力にも秀でる彼らはおよそ3~4年前からネクストブレイクと言われ続け、オールナイトニッポンZEROも一年間担当。しかし、正式にブレイクすることはなく、ゴッドタンの腐り芸人セラピーでは、「ニューヨークは正統派だからそのままでいいと言われているんですが(結局売れない今)いつまでそのままでいればいいんでしょうか」という悩みを明かしていました。

そして追い討ちをかけるように、ニコニコ生放送でのパンツマン事変。世間からもバッシングを受け、彼らのSNSには毎日のように誹謗中傷のコメントが届くようになってしまいました。

近年では、ネクストブレイクと言われ続けたニューヨークを軽く飛び越える霜降り明星を始めとした第7世代のブレイクで地上波での居場所はなくなり、完全なるYou Tube芸人となってしまったように思います。

 

 

そのニューヨークの公式You Tubeで毎週日曜日に配信されているニューヨークのニューラジオでは、彼らの近況や出来事などを細々と聴くことができるのですが、今週はなんといってもM-1決勝進出についての話。

屋敷さんが「今週は僕らがM-1の決勝にいったということで少しバタバタしてますけどね」と番組内容を甘噛みしつつ話します。

二人とも「決勝進出しましたーー!」(拍手)みたいな勢いで始まるかと思ったのですが、流石に発表の日から4日ほど経過しているのでそこまでの興奮はなかったようでした。

 

今週はM-1準決勝までにどんな行動をしていたのか準決勝の裏側はどうだったのかなど他の芸人も話に登場しながらトークを繰り広げ、普段であれば二人それぞれのフリートークもあるのですがそれもなし。M-1準決勝スペシャルでお送りしていました。

 

 

そこで結構な時間を費やして話していたのはゲン担ぎや願掛けの話し。それまでとは異なるルートで会場入りしたり、いつもと違う楽屋に入ったり、他の芸人と神社に行ったりするなどしていたそう。ちなみに和牛の水田さんや東京ホテイソンたけるさんなど色んな芸人達のゲン担ぎの詳細が語られていて、芸人がどれだけ繊細な生き物なのか分かったような気がしました。

 

そして、念願の初決勝を決めた準決勝の漫才は彼らも驚くほど穏やかだったらしく、屋敷さんは「ウケてないとかじゃなくて客が止まって見えた」という不可思議な回述をしていました。

また、「ゾーンに入っていた」とも話し、会心の出来だったというよりかは落ち着いて楽しくできたという表現の方が正しいのでしょう。決勝進出者の発表時も、アツくなり過ぎず、穏やかに聞いていたところでの今回の発表。“無欲の勝利”といえます。

 

 

ずっとM-1の話をするかと思っていたところで、屋敷さんがおもむろに「川谷絵音さんの誕生日会に行ってきたんよ」と話します。屋敷さんが仲の良いさらば青春の光の森田さんの単独ライブに無償で音楽を提供した川谷さんというつながりがあるのだと思われます。もう一人、BKBことバイク川崎さんとよく行動を共にし、合コンなどで辛酸をなめ続けた「ズッコケ三人組」ですが、この日は少し違いました。

屋「バンプの藤くんがさ、バイクさんにバイクさん!オレバイクさんと同い年なんですよって話しかけててさ」

嶋「ええ~」

屋「それで二人で盛り上がってるときにRADWIMPSの野田洋二郎がお前らいちゃいちゃすんなってツッコんで。BUMP OF CHICKENバイク川崎バイクがいちゃいちゃしてRADWINPSがツッコむってどんな世界やねん!」

確かにすさまじい世界です。。

屋「まあそこですごい人らのパワーもらってきたからな」

と、やはり話の終着点はM-1でした。

 

 

2年ほど前、ニューヨークの単独ライブに当時無名だったEXITがゲスト出演していました。その時の空席が目立った渋谷の無限大ホールはニューヨークのお客さんばかりでEXITを知る人はほとんどいなかったと思います。確かに斬新で面白いネタでしたが、まさかこんなにもあっという間にメディアに引っ張りだこになって、あっという間にニューヨークを追い抜かしていくとは。

EXITブレイク後もラジオで笑いながらトークをするニューヨークを見て、なんだか切なくなってしまったことを思い出します。

「何人も目の前でブレイクするのを見てた」と、この日嶋佐さんは語っていました。屋敷さんも「ホンマに売れたい」と切実に話していたのを見るとこのM-1をきっかけに今度こそニューヨークが正式に世に出てほしいと強く思います。

 


【公式】ニューヨーク 漫才「女」

 

が、その一方で今の規模でしかできないかもしれない偏見ネタとYou Tubeのゲスい企画とラジオのトーク、単独ライブの倍率の低さなどを考えてしまうと「売れないでくれ」という邪悪な気持ちも嘘ではありません。これはしょうがないのです。

売れない芸人、バンドのファンあるある第一位じゃないかというくらいしょうがないです。

でもやっぱり、オレたちのニューヨーク、なんらかの爪あとを残してきてほしいものです。

 

ちなみに決勝進出者の発表時、各コンビの名前が読み上げられていましたが、「ニューヨーク」と呼ばれた時が一番芸人からの歓声が多かったように思います。ようやく来たか。。という芸人達の気持ちを表していたのかなと感じました。真相は分かりませんが、なぜかグッときてしまいました。それだけみんなが実力を認めているんだなと。

あーやっぱり報われてくれ。決勝では泣かせてくれ!