メトリブダイアリー

お笑い、ラジオ、音楽(主に邦ロック系)などサブカルなことや日常のことを書き連ねる予定です。一人でも多くラジオを聴く人が増えるといいと思ってます。

オードリーのオールナイトニッポンin日本武道館に行った話(前編)

2019年の3月はもう一つ大きなイベントがあった。それは「オードリーのオールナイトニッポン」の10周年を記念した武道館ライブだ。僕が高校生のときから始まったラジオであり、初回から聴いていたわけではないけど、初期の二人がまだテレビに出たてで苦労している話をよくしていた頃から聴いていた。センター試験を受けた日にも聴いていたのを覚えている。そんな日々から10年が経過し、僕も歳を取ったが未だに毎週欠かさず聞き続けている。これは飽き性でなにをやっても続かない僕からしたら快挙だ。恥ずかしながらこんなに長くなにかを続けてきたことって思い浮かばない。悲しいけれど。そんな僕にとって思い入れのある番組の記念すべきライブを観るため、2019年3月2日日本武道館に向かっていた。

 

当日の開演は16:30とだいぶ早めだった。前日物販で約2万円使用した僕はそこで購入した「リトルトゥーススウェット」を着て「リトルトゥースリストバンド」を着けて、「リトルトゥース靴下」を履いていた。※ちなみにリトルトゥースとは番組のリスナーのことである。 物販は購入し、等身大パネルの撮影は120分待ち、ガチャガチャは終了。やることもないので会場内の自分の席で開演を待つことにした。開演までは会場SEとして過去のジングルやコーナーで使用された曲が流されていて、その度に聴いていた当時の記憶がいちいち甦り、なんともいえない熱い気持ちになった。

 

開演時刻を過ぎ、周囲が暗くなる。目の前のモニターが光り出した。オードリーは2005年、トークライブをするお金も人気もないので春日の家(むつみ壮)でライブを行った歴史がある。その時の客はたったの7人。しかしそれから月日は経ち、この日の集客数は360度満員御礼22,000人となっていた。そんな二人のこれまでの歩みとラジオでのスタンス(オープニングトーク45分、電話のガチャ切りなど)の紹介、そしてこれまで青森、一宮、北九州で行われた全国ツアーの映像がテーマ曲「creepy nuts」の「よふかしのうた」に乗って流れていた。映像が終わると二人が登場。春日は全身をグッズで身に纏い、若林はグッズのパーカーに「ミレニアムズ」の覆面を被りプロレスラーのようにして現れた。覆面を取り、宙に投げつけたところで大歓声が巻き起こる。二人の第一声に22,000人が注目した。すると若林が「いや~岡田よ」と普段どおりのラジオのように話し始めた。春日も「また?またやったの?」といつものノリで返す。10周年記念の集大成である武道館でもいつも通りに話す二人がとても頼もしかった。

 

ライブは二人のオープニングトーク、若林のフリートーク、春日のフリートークとこちらもいつものラジオ通りに進んでいった。オープニングトークでは武道館でライブをしているアーティストに比べて自分たちはどうか、春日は前の日は「自分磨き」をしたのか(12時から4時ごろまでやってしまい、あまりのふがいなさにクソーっと言っていたらしい)、春日の狙っている女(狙女)は今日来ていないのかなどの話で盛り上がった。なかでも一番会場が沸いたのは若林の着ているパーカーに若林と春日の親父の顔のイラストが描かれていたことだ。なぜなら番組でも度々ネタにしているが3年前にお隠れになった(亡くなった)若林の親父の頭に輪っかがついていたからである。人がお隠れになっているのにそこにいる全員が大爆笑しているのは普通ありえない。過去のエッセイでは亡き父への愛を語っていた若林がお前らふざけるな的なことを会場に叫んでいたが全く不謹慎さは感じられなかった。

 

そんな若林のフリートークは親父の骨をどこに埋めたらいいかを青森のイタコに訪ねに行く話。イタコに親父が降りてきて話しかけるのだが全く似ていないらしい。しかし、若林は号泣。エッセイでは筋金入りのファザコンと自身のことについて話していたがそれは今も変わらないんだな。

変わって春日は狙っている女こと狙女ことKさんの話。数週間前に週刊誌で真剣交際と記事にされており、先方の両親にも記者が行ってしまったため、謝ることになり、狙女には熱海旅行を、両親には春日家と合同で食事の機会を設けたようだ。我々リトルトゥースには5年ほど前からお馴染みの方だが、改めて記事にされると周りの影響力が半端ないらしい。

ここまでの流れはラジオと同じだったけど、電波で流れていないから、プライベートな話が多めだったのかな。

 

そんなことを思っていると春日が身体を張る「ひろしのコーナー」が始まった。今回の企画は春日がたまねぎの着ぐるみを着て若林の投げるボールからよけつつ坂を登っていくというもの。その間、ボールが身体に当たって、たまねぎが破け、乳首が見えてしまったら春日の負けというゲームである。

ただ、開始直後2分ほどでボールが当たり、春日の乳首が見えてしまった。それからはバレーボールのマシンなんかも登場して一方的にボールを当て続けるゲームへと変わっていった。そこで事件が起きる。ボールを投げ続ける若林にバレーボールが飛んできたのだ。誰だ?会場に混乱が走る。その直後、モニターに映し出されたその人こそ、なんと春日の狙女Kさんだったのである。マスクをしていたのではっきりと顔は見えなかったが、赤っぽいショートボブの髪型に小柄でドッグカフェのエプロンをしていた。一同歓喜。明らかに今日イチの歓喜だった。勿論春日にはサプライズだったようで、一番驚いていたのは彼に違いない。オープニングでも「今日は来ないっていってたけどねぇ」と言っていたので。

ここにきて最大の山場を見せたライブは15分間の休憩に入った。この時間でトイレに立ち、並んでいたのだが、あんなに興奮した直後なのに誰一人話していないのがどこか可笑しくて、その空気感が内向的なラジオリスナーっぽかった。ラジオは基本的に一人で聴くものだからね。そういえば前日の物販も並んだけどほとんど誰も話してなかったぞ。人見知りすぎるだろ。  続く

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