#このラジオがヤバい 的なやつ〜「ラジオドラッグ」三四郎のオールナイトニッポン〜
三四郎のオールナイトニッポンが午前3時の放送から午前1時の放送へと4月から変更。いわゆる「一部昇格」を果たしました。約4年という異例の長期間、深夜の深い時間帯の放送を続けてきた二人にとってはまさに悲願だったでしょう。
その記念すべき昇格第1回放送が4月5日(金)にめでたくスタートとなりました。
この番組の特徴は「三四郎の小宮じゃない方“相田”」のやばさにあります。テレビではポンコツ芸人として引っ張りだこの小宮ですが、ラジオでは常識人として終始相田にツッコミを行います(たまにボケますが)。
昇格初回のこの日もOP曲がオールナイトニッポンのテーマ曲「BITTERSWEET SAMBA」に変わったことに関して「昔の曲になったな」「もっと激しめの曲ないの?」など謎のボケをかましていました。
確かに50年以上前の曲ですが、普通の芸人ならばタイトルコールの後にこの曲がかかるというシチュエーションは誰もが憧れるはず。
芸人ではないですが僕も憧れています。
そんなテレビでは出ていないサイコな部分をたっぷりと味わえるのが深夜ラジオの醍醐味であり、三四郎のラジオがここまで続いている理由の一つではないかと思います。
そんな相田のやばさを小宮がコントロールして2時間の放送が続いていくのですが、ほんの20秒ほかの事に集中して聴き逃すと全く展開が分からなくなるときがあります。
リスナーも軽く置いていかれる謎のノリが発生し、自分は一体今何を聴かされているんだ?これはなんなんだ?という気持ちになり、今週あった嫌なことや悩みなんか割とどうでもよくなるほどどうでもいい会話が繰り広げられます。
内容はないです。
最近では、昔不良に絡まれたことがあるという話から相田が突然「中国のCM!ヤー!」などと叫び出すくだりが発生し、脳みそを直接かき回されるような感覚に陥りました。これがキメた時の感覚なのか・・
最初はクエスチョンマークが頭に並ぶだけかもしれませんがいつの間にか癖になり、このトリップ経験が忘れられず、毎週聴いてしまうことになるのです。
これはほぼ「ドラッグ」です。
冷静に考えてみると深夜3時から友達と話している(三四郎は中学からの同級生)という状況なんて真面目な話をするわけがないんです。三四郎はこの時間帯だから暴れることができたと個人的には思っています。
そして今回の一部昇格の初回。
流石に緊張していたのか、全体的にどこかよそいきな感じは否めませんでしたがまだまだ初回。
時間帯も早まりましたがそれでも深夜1時。暴れられる時間です。
これから一週間の疲れた身体をハイにする「ラジオドラッグ」として僕たちの強い味方になってくれるでしょう。
仕事やプライベートで嫌なことを忘れたいという現代人にぜひ聴いてほしい番組です。