祝!ガチで春日結婚します!に寄せて。
今年の始め、テレ東で「祝!春日結婚します!」という番組が放送されていた。僕たちリトルトゥースは遂に春日も年貢の納め時かと思っただろう。しかし内容は、若林とのコンビ愛を見せびらかすというものだった。
重度のオードリーマニアの僕は最終回、2回観て3回泣いた。。
その後行われた伝説のライブ「オードリーのオールナイトニッポンin武道館」では狙女の家族とご飯を食べるエピソードを春日は語っていた。
春日も40歳。そろそろラジオで発表かなと思っていた矢先、まさかのTBSテレビ「モニタリング」にて「春日結婚発表」というネットニュースが流れた。
最初はドッキリかと思った。最初のデートから語ってるんだからラジオで発表するもんだと思っていた。
自宅に帰り、TVをつけるとそれがフェイクニュースではないことは明白だった。
どうやら相手のクミさんの顔も出るらしい。
「うわーマジか。。」
思わず声を出していた。
あの日、武道館でマスク越しにチラッと見えた狙女の顔は僕たちリトルトゥースだけがみれる5年間待ちに待った特別なものではなかったのか。
なぜか裏切られたようなそんな気分になった。
自分にとって「オードリーのオールナイトニッポン」は唯一と言っていいほどの救いであり、これまで10年聴き続けてきたことを誇りに思えるものだ。
その集大成のイベントで見ることのできた特別ななにかを失ってしまったような気がした。
モニタリングではその後、春日がプロポーズ時に披露するピアノの練習シーンが流されていた。
これまでエアロビ、ボディビル、東大受験など数々の挑戦をしてきた春日の新たな挑戦だった。
「出来るかどうかじゃない。やるんだよ」
「大丈夫だね。できる」
「私は人より覚えが悪いからその分練習しないといけない。それだけだよ」
相変わらずポジティブで根拠のない自信を発する春日はスターであり、憧れだ。
そして番組もクライマックスを迎える。
ゆずと一緒に、練習してきたピアノを弾いていた。見事に春日史上のベストを叩き出していたはずだ。
演奏が終わり、プロポーズが始まった。春日が手紙を読み、二人で号泣していた。
照れ屋で臆病なそれでいてひねくれた春日らしい手紙だった。
「一人の女性を幸せにするのに10年かかりました」
そう、10年である。
僕たちリトルトゥースだけではない、若林も春日とクミさんが出会ったのは5〜6年前と思っていた。
実は10年も前、それどころか2008年のM-1より前だったらしい。
そうか。ラジオが始まる前なのか。
クミさんが春日を待ったその歳月を知ると、僕のラジオで話せよという気持ちが本当に自分勝手な意見に思えた。
どこで発表するかじゃないんだよな。
相手が一番喜ぶ方法で伝えるのが一番なんだよな。
時に古参者は傲慢になりがちだ。
春日とクミさんの涙を流しながら喜ぶ顔、そして神父として登場しながらも鼻水を流しながら誰よりも号泣している若林の顔をみてそう気がついた。
僕はオードリーのことが大好きだけど、ただの一ファンでしかない。
彼らの生活になんの責任も持っていないのだ。
そんな僕にできることは、彼らの選択を常に信じることだけ。
これが二人にとって最善の選択なのだろう。
春日さん、クミさんおめでとうございます。
とりあえず、今週末のラジオを楽しみに週末を乗り切る。今の僕にできるのはそれだけだ。