メトリブダイアリー

お笑い、ラジオ、音楽(主に邦ロック系)などサブカルなことや日常のことを書き連ねる予定です。一人でも多くラジオを聴く人が増えるといいと思ってます。

#このラジオがヤバい 的なやつ〜太田VSぜんじろう 爆笑問題カーボーイ4月23日放送〜

 

爆チュー問題の部屋 DVD-BOX

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子どもの頃に憧れていた人が大人になってもやっぱりカッコいい瞬間って自分は間違っていなかったとなにも誇るものがない過去を肯定されたような気分になります。

 

先日、爆笑問題の太田さん芸人のぜんじろうさんのプチバトルが勃発していました。事の発端は太田さんがTVで「ぜんじろうってのはね」と呼び捨てにしていたことに対し、ぜんじろうさんがtwitterで「後輩に呼び捨てにされるといらっとする不思議(笑)」とつぶやいたこと。

 

これに太田さんが激怒し、ラジオで「いつからオレの先輩になったんだてめえ!昔は兄さんて呼んでただろ!」と叫んでいました。

その後、太田さんは「どっちが先輩後輩とか関係ないしどうでもいいけどオレとの思い出を忘れられたのが寂しい」と話していました。

 

そんな二人が4月23日放送の爆笑問題カーボーイで合間見えることとなり、晴れて直接対決が行われることとなりました。

僕もどっちが先輩とかどうでもいいけど、どんな展開になるんだろうという好奇心と、昔からのファンである爆笑問題には負けてほしくないけど言い負かされてたらどうしようという少しの恐怖心を抱えて耳を傾けることにしました。

 

番組は開始わずか20秒足らずでぜんじろうさんが呼び込まれるというまさかの展開。型にはまらず、せっかちな太田さんらしいです。

二人の言い合いは早速ヒートアップ。事の経緯や出会った頃の話を始めると意見が食い違い、収拾がつかなくなっていきます。

ちなみに僕はぜんじろうさんの存在をこの件で初めて知りました。そのためもちろん、彼が話すのも初めて聴くわけですが、その第一印象は「なんかうさんくせえ~」というものでした。

話しが上手いけど熱がなく、突然語りに入る感じが受け入れられない。関西弁の悪徳セールスマンみたいな話し方なんです(個人的な印象です。ファンの方すいません)。

 

今回の件で太田さんが最も怒りを感じた理由の一つはぜんじろうさんがtwitterを使ってこそこそ攻撃してきたということでした。「文句があるなら直接言いに来い」というのが太田さんの想いでしょうし、ポリシーでもあるのでしょう。

ウーチャカこと田中さんも「オレもそこに一番腹が立っている」と突如ボルテージをMAXに。

あまりにも突然だったので、思わず太田さんも「ちょっと待って」となだめさせる展開に。「落ち着いてください」「こいつがキレたら誰も止められない」と言ってしまうほど実は田中さんが一番やばい人なんです。

その後も田中さんは「こいつ(太田さん)は優しいから言わないけど!」と興奮を隠し切れず、まだまだなにか言い足りない様子でした。

 

この一連の流れに爆笑問題の真の姿が詰まっているのではないでしょうか。

怒っているように見えて実は冷静な太田さんと、一歩引いて場をまとめているように見えて実は怒らすと手がつけられなくなる田中さん。

太田さんのことを優しいと言った田中さんのアツさにもグッときましたね。

 

一方のぜんじろうさんは「まあ~そやな」と認めるような反応を見せるもどこか煮え切らない様子。と思えば論点がずれた話をしだすことも。

なんか、噛み合ってません。。

 

その後の太田さんの持論です。

日本の芸能は大衆が判断するから基準を決めるのは視聴者だ。自分も仕事がなくなった経験があるけど、あの頃はtwitterなんてなかったから言い訳なんかできなかった。

だから死に物狂いにやっていた。

twitterは逃げだ。

そんなところで吠えたりするのではなく、舞台の上で思ったことを言え。

誰が歳上で歴がどうのなんてサラリーマンや政治家に任せとけばいい。

数字にこだわるな。

オレとお前の間での話だろ。

 

とりあえず、太田さんの言葉ほとんどそのままです。ニュアンス間違っていたら申し訳ないですが是非聴いてみてほしいです。

 

めちゃくちゃアツかった。。

 

太田さんは日本の芸能が大好きだし、日本で芸人をやっているということに誇りを持っています。

ただ、一度TVから干された時期もあり、この世界は簡単ではないことは身に沁みているのです。そして努力と実力で再び這い上がってきた。

だから、昔から知っているぜんじろうさんにもこんなことで注目されるのではなく、twitterなどの小細工なんか使わず泥臭くぶつかってきてほしいのではないかと思います。

 

この時点で爆笑問題が負けることはないだろうと確信しました。

もちろん勝ち負けではないし、どっちの主張が正しいとかではありません。

単純にどっちが「カッコいいか」の話です。

 

近年、TVでの爆笑問題の振る舞いは笑うには多少苦慮することもあります。ダウンタウンのように若い芸人の憧れの対象にはなることは少ないでしょう。

ネットでの評判もボロクソです。

僕が10代前半の頃に見て衝撃を受けた彼らの姿は今はなく、“うるさいだけの芸人”というレッテルを貼られたりすると悔しい気持ちで一杯になります。

 

ただ、ラジオだけは面白くてカッコいい爆笑問題に触れられる機会なのです。

この日はオープニングトークが白熱しすぎて40分以上話し続けていました。

その後、一旦落ち着いて「火曜JUNK!爆笑問題カーボーイ」と二人で冷静にがなったタイトルコールが今までで一番カッコいいタイトルコールでした。

 

その後はぜんじろうさんが田中さんの奥さんである山口もえさんを口説いた話や、海外で仕事をするぜんじろうさんの話、さんまさんや紳助さんなどレジェンド芸人についての話など今回の件以外のことも話し、緊張感も解けてきた様子。

前半のバチバチなやり取りから打って変わって、後半はお互いのことをイジり合い、会話も噛み合ってきたのかなと思います。

やっぱり芸人は真面目な話だけでなく、こんなバカバカしい話で笑わせてほしいですね。

興味深い話やハッとさせられる話も多くて終始とても面白い2時間でした。

 

ぜんじろうさんが出演した爆笑問題カーボーイは4月30日(火)までradikoのタイムフリーで聴くことができます。

GW前半やることがなくて困っている、爆笑問題のTVではみれない熱や顔を聴きたい、という方はぜひ!

というか芸人好き、ラジオ好きという人にはぜひ聴いてほしいです!