メトリブダイアリー

お笑い、ラジオ、音楽(主に邦ロック系)などサブカルなことや日常のことを書き連ねる予定です。一人でも多くラジオを聴く人が増えるといいと思ってます。

#このラジオがヤバい 的なやつ〜宇多丸に人生を狂わせた creepy nutsのオールナイトニッポン0 5月28日放送〜

先日のTBSラジオACTIONでRHYMESTERへの並々ならぬ愛を語っていたDJ松永さん。

自身の人生がRHYMESTERなしでは成り立たないという想いが溢れた結果、「KUFU」という曲を自分で番組内で流しておきながら号泣。「泣いちゃう泣いちゃう」と言って本当に泣いてしまうため、急遽CMに入ったようにも聴こえました。

 

そんな人生の指針でもあるRHYMESTERについてはこの日のcreepy nutsオールナイトニッポン0でもR-指定さんとアツく語っていました。

R「般若さんやZEEBRAさんはストリートのラッパーやけどRHYMESTERは文化系のラッパー。オレたちはそこを目指してやってきているからめちゃくちゃ憧れの存在なんですよ。」

松「中学から憧れててオレらもここまでなんとかやってこれたけどあの頃と全然距離が変わってねえ。まだ遠いのかと

RHYMESTERへの憧れを語ります。

なぜこんなにRHYMESTERについて話すのかというと、次回のスペシャルウィークのゲストにRHYMESTER宇多丸さんが決まったから。

彼らのラジオにはこれまでクリーピーが中学一年生だとすれば中二の般若さん、そして中三のZEEBRAさんがゲストとして登場。

もちろん、この二人もHIPHOP界の憧れの先輩なのですが、先ほども書いたとおり、レールが違うんです。クリーピーのレールの先にいるのは確実にRHYMESTERなんです。

 

文化系のためのヒップホップ入門 (いりぐちアルテス002)

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しかも今回のゲスト宇多丸さんはラジオ業界でも先頭を走り続けている男。

松「うたさんはラッパーとしてでも超一流だし、ラジオのパーソナリティとしても超一流なんですよ」

R「うたさんのラジオ聴いて映画の見方とか音楽の聴き方とかモロに影響を受けたから」

松「ホントすごいよな。全国ツアーやって、コンスタントに曲出して、毎日レギュラーでラジオやって、書籍も書いて、映画も一回みるだけじゃないですから。評論するために何回もみないとだから」

R「オレの計算だとうたさんは4人います

松「いないと計算合わない。ラジオのうたさんは2号機だな。」

この一部分だけでも宇多丸さんが只者ではないということがわかります。

そりゃあ縮まらないよと。思います。

しかも50歳ですからね。化け物です。いい意味で。

 

松「オレのHIPHOPとラジオの原体験として両方ともうたさんがいるのよ。かっけーなって思ってたんだけど、ラジオでうたさんは君にもできるって言っててさ。だから今こんな生活しているのもうたさんがいたから。ホント責任とってほしいわ

R「ホンマそうやね。今でこそちゃんと食えるようになってるけどどうしようもなかったときなんかどうしてくれんねんって思ってたから。でもこれ面白いのはうたさんもオレたちと同じようなことを思っていたんですよ。それは誰に対してかというと、いとうせいこうさん。うたさんもせいこうさんのラジオに出てどうしてくれんねんって言ってましたから」

 

この文化系HIPHOPの系譜は次々に受け継がれているんです。

現在、クリーピーは若者から絶大な支持を受けており、ラジオも大人気。確実に彼らに影響を受けたアーティストが今後現われるでしょう。

そのアーティストがクリーピーとラジオで共演して「あんたらのせいでこうなちゃったんだよ。責任取ってくれ」ってなんて言っていたらその頃おじさんになっている僕は泣いてしまうかもしれません。感動ですよ。

 

文化系のためのヒップホップ入門2 (いりぐちアルテス009)

文化系のためのヒップホップ入門2 (いりぐちアルテス009)

 

 

R「文化系、サブカル系のラッパーってオシャレに逃げることもできるんですよ。バトルとかやらずに、力抜いてやったりとか。でもRHYMESTERはそれをしないんです。ストリート系のヒップホッパーたちにも負けないくらいライブに魅力あるし、パワーがある。だからオレらもサブカルに逃げないで、RHYMESTERみたいになりたいって思っているんですよね」

と先週のラスボス就任激アツラジオの熱を今週も引きずるようなアツさで二人は語りまくっていました。

 

色んな想いを受けましたけど、率直に羨ましいなって思ってしまいましたね。そんなにアツく語れて、しかもそれに人生を賭けている。しかもしかもそれで成功までして憧れの人と会って話すこともできる。

彼らがこれまでどんな苦労と努力を重ね、何に打ちひしがれたのかは分からないですが、この道にかけてきた想いはすさまじいんだなとこの二人の語り合いを聴くだけでも思いました。

熱量が半端じゃなかったですから。

 

子どもの頃、何か一つでも本気になれるものをみつけろって誰かが言っていましたけどあれはホントそうですね。何をやるにしても中途半端だったなと自分の10代を振り返って悲しい気持ちになります。自分にこれだけアツく語れることってあるかな~。

 

それはさておき、こんなにも尊敬してアツく語る宇多丸さんをスキンヘッドいじりするクリーピーとリスナー達。松岡茉優さんと温泉で卓球をしていたら、宇多丸さんがピンポン玉として出てきた、ピンポンはドラゴンもスキンヘッドだからピンポン玉と合わせて宇多丸さんが二人出てくるなど。

ゲストに来たときも是非かましてほしいものです。

 

 

しかし今回の放送の宇多丸さん憧れトークどこをとってもいわゆるパンチライン二人の会話の一言一言が刺さり続けていました。2週連続の激アツラジオ、来週も楽しみです。

(初めてHIOHOP用語使った。この使い方合っているんやろうか)