メトリブダイアリー

お笑い、ラジオ、音楽(主に邦ロック系)などサブカルなことや日常のことを書き連ねる予定です。一人でも多くラジオを聴く人が増えるといいと思ってます。

#このラジオがヤバい 的なやつ〜アラサーの悩みと何様 高橋みなみ 朝井リョウ ヨブンのこと〜

30歳も間近になると身体の肉や、頭皮の後退具合、肌の衰えが徐々に感じられるようになります。

 

28歳の高橋みなみさんと30歳の朝井リョウさんも、同じような悩みを抱えているようで、この日のラジオでも美容のことや身体のことについて話していました。

高橋さんはキャビテーションとかハイフとかどうにも聞きなれない単語のダイエット、美容方法を試しているらしく、内容を聞いても頭に入ってきません。

朝「騙されてるんじゃないの?ぜーんぶ嘘かもしれないよ」

高「私の努力を踏みにじらないでよ。白玉ダイエットとかやってるから」

朝「白玉ダイエットは音だけ聴いたら太る!(ノブさん風に)。ただあったかいものを当てられてるだけだと思わない?」

と、基本的に全てのことに対して懐疑的でひねくれた意見を持つ朝井さんはダイエットにも疑いの目を持ちます。

千鳥のノブさん風にツッコだったのは流石朝井リョウこのラジオでは他では聴けない、はっちゃけている朝井さんがいます。

 

 

新しいものがそこにあるとき、高橋さんは積極的に取り入れることができて、朝井さんは一旦、大丈夫か?と思ってしまう性質らしいです。高橋さんの考えの方が色々経験できてプラスになるのは分かっているんですが、リスクや時間、お金、動く手間を考えてしまうとどうしても一歩が踏み出せないんですよね。

高橋さんが「たるんだものを戻すのは大変だけど今あるものをキープすることはできる」と話していたのもあり、なるべく若いうちに色々対策を練っておきたいのでしょう。

 

 

そんな朝井さんも美容、健康を気にしているよう。先日、学生時代に所属していたバレーボールをやることがあった話を始めました。

朝「30歳とはいえまだ大丈夫でしょって話してたんだけど、確実に脚をひねってさ」

高「笑」

朝「しかもその日があんまり知らない人たちとバレーボールする日だったのよ。しかもなんかその中でグダる下りもあって」

高「うわーそれはきつい」

朝「なんかその人達の中でミスしても笑いになるけど僕がミスすると気を遣われちゃう感じになるから。だから足ひねったとか絶対いえない」

高「無理だね。笑いにもならない」

最終的には早く消えたいと思ったという朝井さん。

このシチュエーションはいつものように「はいはいめんどくさいめんどくさい」とは思えません。普通に同情。日本人の9割がこの状況なら帰りたいと思うでしょう。

ただ、屈折率100%男の彼なら話をネイティブにネガティブな方に寄せている可能性もありますからね。本当のところはどうなんでしょうか。

 

エンディングでは朝井さんの文庫本の紹介も。2013年に直木賞を受賞した「何者」のアナザーストーリー「何様」の文庫化が決定したようです。しかも解説を務めるのはオードリーの若林さん。

朝「今回の小説はタイトルの通り、生きていくことは自分のことを何様だと思う連なりだっていう話が入っているんですけど、若林さんのlove or sickの第3回目だったかなで、あるサラリーマンがうなぎを食べるっていうコントがあって。そのサラリーマンはサトミツさんなんですけど、それをずっと若林さんが、お前は何様なのかうなぎを食べるに値する人間なのかってずっと言い続けて、最後何様だって言ってくるやつ(若林さん)をバーンと突きとばす的なやつだったんですけどそれがずっと頭の中に残ってて、それで今回お願いしたら書いてくださいました!いや~ニッポン放送っ子ですね。本当にありがたいです」

と今回の嬉しさについて語っていました。

「何者」は大学生の就職活動をしている真っ只中に読んで、胸をえぐられたような気持ちになったのですが、「何様」は恥ずかしながら未読でした。藤沢周さんの「オレンジアンドタール」から山里亮太さんの「天才はあきらめた」まで若林さんの書く解説は多少、気取っている部分もあるでしょうが、飾り気を感じない等身大の文章なのでとても素直に読むことができます。

彼のラジオのリスナーというアドバンテージもあるかと思いますが。

 

オレンジ・アンド・タール (光文社文庫)

オレンジ・アンド・タール (光文社文庫)

 

 

朝井さんと若林さんのめんどくささが存分に発揮されているであろうこの小説。楽しみです。

 

何様 (新潮文庫)

何様 (新潮文庫)