メトリブダイアリー

お笑い、ラジオ、音楽(主に邦ロック系)などサブカルなことや日常のことを書き連ねる予定です。一人でも多くラジオを聴く人が増えるといいと思ってます。

#このラジオがヤバい 的なやつ〜佐久間さんは芸人再生工場だ 佐久間宣行のオールナイトニッポンZERO 10月9日放送〜

2000年代前半から中盤にかけて絶大な人気を誇ったフジテレビ系列のバラエティ「はねるのトびら」。出演したキングコング、インパルス、ロバート、ドランクドラゴン北陽のメンバーはその後ブレイクを果たし、烈火の勢いで人気者になっていきました。

中でもキングコングは当時20代前半ながら中心メンバーとして番組を支え、彼らを毎日テレビで観ることになるはねトび黄金時代を築き上げていました。

しかし、早熟すぎた彼らを現在テレビで見ることは激減し、梶原さんはYou tuberとして、西野さんは実業家、絵本作家としてそれぞれの活動の幅を広げています。

 

そんな二人が全盛期にタッグを組んだテレビ東京佐久間さんと当時の懐かしい思い出やお互いの印象、夢などを語り合うために「sailling day」という世にも奇妙なおじさんの弾き語りトークショーを前日に終えたばかりの佐久間宣行のオールナイトニッポンZERO出演しました。

冒頭、佐久間さんが一言「華あるな~。キングコングめっちゃ華ある!」と叫んでいましたが、コンビでメディアに出演すること自体が珍しい今では二人揃ったときの華がものすごいようです。

二人とも割と整った顔立ちですからね。

 

 

キングコングと佐久間さんの関係性は10年ほど前にテレビ東京で放送されていた「キンコンヒルズ」という番組から。この前に放送されていた番組でもプロデューサーを務めていた佐久間さんは「若い芸人と番組を作りたい」という意向の元、当時最もブイブイいわせていたキングコングをキャスティングします。

そしてこの番組が終了した後、西野さんとはゴッドタンに度々ゲスト出演するも、梶原さんとは一度も会うことはなかったそう。ただ、そんな二人はこのラジオの前にテレビ東京プロデューサーとカジサックという別の顔でテレビではなく、You Tubeで共演を果たしたとのことです。

しかし、元来ネガティブで傷つきやすい性格の梶原さんはずっと佐久間さんに嫌われていると思っていて、「キンコンヒルズにキャスティングされたのも(前任の)極楽(とんぼ)さんつながりでよしもとのゴリ押しやと思ってた」と話します。

 

 

一方の西野さんは数年前の芸人引退宣言からゴッドタンに度々出演するようになり、劇団ひとりさんとア○ル指入れ対決や陰毛抜き合い対決をしていました。この企画はぶっ飛んだことをやり倒しているゴッドタンの中でも突出してぶっ飛んでおり、しかもかなり面白いです。これは本当にガチだから面白いんでしょう。お互いが自分の髪の毛を切り合う対決はしびれましたね。

ちなみに終わった後は毎回服がボロボロになる西野さんにユニクロのTシャツを用意しておくらしいです。。

 

そんな意外と佐久間さんと接点がなさそうであるキングコング。おそらくコンビでラジオに出演するなんて令和になって初であろう貴重な回で佐久間さんは彼らについてすごい好きなところとすごい嫌いなところがあると話していました。

佐「すごい好きなとこはキングコングって、山ちゃんとかNONSTYLEとか吉村とか同期と絡んでるときめちゃくちゃおもしろいじゃん。それで嫌いなとこはキンコンヒルズの衣装がダサいってバカにしたところハハハハハ」

あの頃のキングコングはノリにのっていました。

特に西野さんは色んなスタッフさんとすぐに仲良くなる化け物コミュニケーションを発揮して、知らない人と花火をはじめっちゃったり、東京タワーの下でウクレレを弾いていたりとアメトーーク!のタイトルのようなスゴイんだぞ!西野さん状態になっていました。

 

 

そんな懐かしの昔話をしていたらこの日の大きなテーマでもある夢についてを完全にスルーしてしまったことにリスナーのメールでようやく気がついていました。それを機にリスナーからの夢メールをキングコングが相談に乗るという流れになっていましたが、梶原さんは「これは西野やな。オレこんなんわからへんもん」と全く回答せず、なんやかんやいいつつ、アツいことを語りたがりの西野さんがしっかり答えるという構図でした。まあ本当に後半部分で忘れた頃に思い出してやってみました的な感じで始まったのであっという間に終わってしまいましたが。

 

と、なんだかんだ特に内容をクローズアップすることもなくだらだらと放送のあらすじを書いてしまいましたが、それだけ全部が聴き所だったといっても過言ではないのです。佐久間さんだけでなく、この放送を聴いたリスナーのほとんどが「キングコング面白かった」とツイートし、中には「キングコング今までそんな好きじゃなかったけど見方が変わった」というものも。

実際、今の時期、キングコング応援してます!っていう人少ないのではないでしょうか。二人ともキャラと個性が強すぎて応援するにはしがいがないし、ワイドショーもちょくちょく賑わせる。若いうちに成功して今は実業家とYou Tuberの二人組という叩かれる要素しかないのもその一因かと思います。

ただ、それでも成功できるのは新しいことができるバイタリティと努力と才能があるからでしょう。そして伊達に20代前半から第一線で活躍しているわけではないというのが分かる梶原さんのトーク力と西野さんの的確なツッコミ。さらには元来持ち合わせているハンパないスター性とすさまじい華。

そりゃあ売れるし面白いはずです。

 

 

これを機にコンビでのテレビ出演が増えれば佐久間さんの業界内でのインフルエンサー的な評判はさらに上昇するでしょう。

というかこの番組だからキングコングは面白くなったという見方もあるわけですが。二人の扱い方を熟知している佐久間さんだからこそ。でもこれをきっかけにすればと思います。彼らがテレビに沢山出たいかは別として。

 

売り出したい若手芸人はゴッドタンに出て、力はあるのに燻っている芸人はオールナイトニッポンに出るという公式ができてしまえばいちリスナーからすると楽しいんですがね。若手の育成と中堅の再生工場。次はインパルスあたりかな?

とりあえずはゴッドタンにコンビ揃って出演して二人がわたわたしてる様子もみてみたい。。