メトリブダイアリー

お笑い、ラジオ、音楽(主に邦ロック系)などサブカルなことや日常のことを書き連ねる予定です。一人でも多くラジオを聴く人が増えるといいと思ってます。

オードリーのオールナイトニッポン 〜下ネタなしでも成立する深夜ラジオです 1月25日放送〜

マイアミラジオを次週に控えた今週は、ラジオロケを若林にやらせてほしい、やらせないならYou Tubeでやっちゃうよという「あ、これはいよいよ話すことないんだな」と思わせるようなオープニングトークでした。
ただ、そこはこの道10年のベテランパーソナリティですから、「ちょうだいよバカタレ!」で自分がロケに出て、春日さんがスタジオにいるという設定でコントを始め、途中から立場が逆転して春日さんがインタビュアーになり、「これは相撲だから」という謎の発言で盛り上げます。
春「現場の若林さーん」
若「はいはーい」
春「昨日はバレンタインデーでしたけど、どうですかね街の人たちは」
若「春日さんはどうでしたかー?」
春「私ですか?私はもらってないですね」
若「どうしてですか?周りに女性の方はいらっしゃらないんですか?」
春「そうですねー。船崎くんがいるので聞いてみますね。うんうん、なんかそういう感じではない。わかりました。若林さん。今聞いてみたんですけど、なんかもうチョコをあげるとかいう感じではないみたいですー」
若「もう今や会社でもそうですよね。なくしていこうっていう流れですもんね。ありがとうございました。またインタビューできる人がいればお願いします」
春「ありがとうございましたー」
このようにどっちがインタビューさせるかというせめぎ合いが若林さん曰く“相撲”だと言うのです。

 


このように今週も中身0でただ面白いだけのラジオを繰り広げ、あとは二回ほど“チャレンジ”(春日さんが噛んだりしたときに巻き戻して検証すること)も挟みながら恐らく話すことがなかったであろうオープニングトークを今やほとんどノルマ化している40分台で終了。


前々から言われ続けていますが、オープニングトークトーク内容は若林さんがほぼ100%主導で、春日さんはその上で踊らされているだけです。年末年始も終わった1月後半は特に話すようなこともないし、自分でも言っていましたがおじさんになってくるとスポーツの結果くらいしか楽しみがないとのこと。

もうこの時期の彼らの頭はスーパーボウルでいっぱいなのです。


若林さんのフリートークは過去にアメフトやラグビーなど結果をネタバレされたことについて。今週こんなことがあってさという話ではなく、いつもならアメフトの流れからオープニングトークで春日さんと話すような内容をフリートークに持ってくるあたり、多分スーパーボウルのことしか考えていません。

 

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トーク内容のスポーツのネタバレは本当に誰もが気をつけるべき内容で、分かっているはずですが意外とやりがちです。
ネタバレ問題はスポーツだけに関わらずで、例えばこのコラムではラジオや時にはライブのネタバレをしていることになるので偉そうなことは言えないのですが、、まあ今後もガンガンネタバレしていくでしょう。

いつもなら、若林さんが怒りや憤り系の熱のこもったトークをしても、「フフッ。まあまあそうね」「そんな青筋立てんでも」と、春日さんはどこか冷めた様子を見せているのですがこの日は「おい勘弁してくれよ」「それは想像できてないってことだからね」と珍しく同じトーンで怒っているのが新鮮でした。

 


そんな春日さんのトークは遅ればせながらキン肉マン酒場に行ったという話。若林さんに先を越されて数週間経過しましたが、しっかり水口Dと行って、しっかり作者のゆでたまごこと嶋田先生と飲んでくるというしっかりコンビ揃って同じ行動をしていました。
さらに若林さんの時と同じく嶋田先生は泥酔していたようで、しまいには若林さんから「アイツ」呼ばわりされる始末。これはゲストに登場するのもそう遠くはないのかもしれません。プロレス漫画の作者と身体を張るヒロシのコーナーは相性が良さそうなので期待したいところです。

 

あ、泥酔しませんでしたか。。


そしてCM明けニチレイプレゼンツ「チン」のコーナー。毎週テーマを設けて、リスナーからメールを募集しており、今週は「大きな声では言えないけれど好きな芸能人」というテーマでした。
このコーナー、深夜ラジオというよりかは昼間のラジオでも通用しそうです。並みの深夜ラジオならば、徐々にテーマからそれて、荒唐無稽なメールや下ネタまみれのエログロコーナーになっていくところですが、このコーナーは純粋にテーマに沿ったメールをオードリーが「分かるな~」「それは面白いね」とゆるく話しているだけ。逆に新しいです。
深夜ラジオで下ネタがないこと自体が珍しいので、異色ともいえるでしょう。


というか考えてみればこの日の放送は、オープニングから下ネタがなかったのではないでしょうか。そして2:50の死んでもやめんじゃねえぞがしっかりと下ネタと独特のくだらなさを放ち、深夜ラジオ感を回収していく素晴らしい展開です(エンディングも下ネタでしたが)。

 


そして来週のテーマは「身の回りにいるハスっている人」。ハスるとは斜に構えるという意味で、若林さんが春日さんに対して「お前ハスってんじゃねえぞ」と最近よく口にしています。つい最近、ナナメの夕暮れという本を出し、ようやく物事を正面から見ることができるようになった後にこのコーナーとはさすが生き様芸人です。

おじさん化や結婚により、春日さんからはエロパソが、若林さんからはうがった目線や人間関係不得意の部分がなくなり、大丈夫なのかという心配もありましたがやはり安定しています。嫁のクミさんとN林の話も新鮮だし、面白いし(若様ロスの人はいるかもしれませんが)。
やっぱり進化しているなと感じます。「やってんな」の次は「ハスってんな」なんてまさにそれ。
下ネタがなくてもこの深夜ラジオは戦っていけるのです。
たまには春日さんのエロパソ話も聴かせてほしいですが・・