メトリブダイアリー

お笑い、ラジオ、音楽(主に邦ロック系)などサブカルなことや日常のことを書き連ねる予定です。一人でも多くラジオを聴く人が増えるといいと思ってます。

第7世代の新たなるリーダー ニューヨークのニューラジオがこのご時世最強のコンテンツになる!

新型コロナウイルスが猛威を振りかざし、人が密集しやすい多くのイベントが休止に追い込まれています。そんな中、自粛ムード真っ只中の2月29日には「東京事変」が8年ぶりの復活ライブを敢行、結果は鬼のように叩かれていました。
東京事変が解散したのは8年前の閏日で復活はこの日しかあり得ないというわけですがファンでもなければそんなもの知っちゃこっちゃない迷惑な話です。
東京事変の正義は理解できるけど、世間の声も正論でしかありません。これは芸能人の不倫問題に口を出す暇な市民とは違い、下手すれば自分自身に関わることなので声を上げるのもまあ大事ですよね。。

 


というように不要不急の権化であるエンタメがどんどん縮小していく中で、誰かが叩かれ続けるという混沌とした昨今、「ニューヨークのニューラジオ」がアツいというわけです。
吉本興業の公演もしばらくの間休止となり、暇を持て余したニューヨークは毎週日曜日に放送していたこのYou Tubeラジオを3月2日から毎日放送することを決定。しかも本来であれば劇場で見ることができた芸人たちをゲストに呼ぶというなんとも粋な計らいをみせてくれています。

 


ようやく一週間が終わろうとしていますが、その中でも一番ハネたのはミキがゲストに出演した水曜日でしょう。
この日の前日にロンドンハーツに出演したニューヨークは番組内で「僕らは第7世代です」とかましますが、それを観たある第7世代ファンの方から「ニューヨークさんは第7世代と名乗らないでください」というどストレートな否定リプライが飛んできました。

 


屋敷さんのこのツイートは「M-1決勝行った時よりも伸びたわ」と語るように1万イイね!以上を稼ぎ、プチバズりを起こしていました。
そんな次の日の生放送で第7世代と言われているミキの二人とのトークですからこの話題になるに決まっていて、屋敷さんに喧嘩を売った人はもうやめて~と言っているにもかかわらず可哀そうにもどんどん展開していきます。
しまいには第7世代の産みの親である霜降り明星せいやさんに電話して、「オレたちを第7世代に入れてください」と懇願する始末。

 


しかし、この辺がニューヨークの性格が悪くて本当に最高なところ。彼らが一部の熱狂的なファンと数多くのアンチを生み出している要因を垣間見ました。
三軒茶屋の茶沢通りで突然の受電に困り果てているせいやさんに、「せいやさんの許可いただけないですかね?」「せいやさんがいいって言ってくれればいいんですよ」と本来先輩であるニューヨークが第7世代のリーダーだからと下手に出まくってさらにせいやさんを困らせるという悪ノリ。
せいやさんも「僕が決めてることじゃないんで」と必死に抵抗し、なんなら第7世代に関わりたくないとさえ思っている彼に「お願いします」と懇願し続け、「じゃあニューヨークさんが第7世代のリーダーです」と根負けしてしまいます。正式に王位継承を受けていました。

 


ほとんどカツアゲですが、歴史が動きました。革命です。
肩の荷が下りたせいやさんはこれから色々な現場で「ニューヨークさんが第7世代のリーダーなんで」と話すそうですが、本当に話すのか、話した時の空気はどうなるのか。そして霜降り明星と第7世代ファンの反応はどうかなど余計な楽しみが増ました。

 


劇場に来ることができないファンのためにこんなにも素晴らしい企画をやっておきながら、悪ノリで後輩をカツアゲして若手芸人なら誰でも欲しい「第7世代」というキラキラに光る称号を得て、さらにリーダーにもなってしまうという革命を起こしたニューヨーク。
第7世代というワードが世間で流行りすぎていて、最近はこれ言っとけばいいみたいになっていますが、その流れに逆らうでもなく、こうやってちゃんとネタにして皮肉っていく感じが爽快すぎます。ファンになってよかったです。

 

 

他にもゆにばーすと熱いM-1談義を交わしたりオズワルドと変人トークをしたりいろんな芸人の結成秘話を聞いたりと毎日無料でこんな面白くて熱くて興味深くて芸人好きにはたまらない放送が流れているという・・これこそが家にいるしかない今、最強のおウチエンタメです。

 

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霜降り明星オールナイトニッポンZEROにニューヨークがゲストに来たりしたら絶対面白いだろうけどなぁ・・